date,title,body,comment,text
2004-07-07,"お知らせ","
",,"このほど、「繊維・ファッション業界情報つまみ食い」は、
Cocolog に移転しました。
URL は http://tak-shonai.cocolog-nifty.com/tex_fashion/ です。
よろしくお願いいたします。
"
2004-04-14,"曇りのち、微かな春雨","
■ [Retail] ユニクロ、大人のメンズ拡大路線へ
ユニクロは、今年の秋冬物から、「大人のメンズ」を拡大する方針のようだ。「おじさんがカジュアル・フライデーに着るもの」で、ユニクロは十分な拡大が期待できると、以前から思っていたので、期待している。
ただ、「ドレッシーなものを増やす」というのだが、どの程度までドレッシーにするのか、少し不安が残る。振り子の振幅が大きすぎると、必ず失敗する。
いわゆる普通のドレスシャツを、ユニクロで買おうとする人は、それほど多くない。スーツの下に着るシャツではなく、ジャケットの下に着るイメージのシャツでないと、在庫ばかり増えることになるだろう。
今現在の店頭に並んでいるドレスシャツが、ぎりぎりのところである。あれ以上にドレッシーにする必要はない。ユニクロにドレッシーなものを求める消費者はいない。
",,"*[Retail] ユニクロ、大人のメンズ拡大路線へ
ユニクロは、今年の秋冬物から、「大人のメンズ」を拡大する方針のようだ。「おじさんがカジュアル・フライデーに着るもの」で、ユニクロは十分な拡大が期待できると、以前から思っていたので、期待している。
ただ、「ドレッシーなものを増やす」というのだが、どの程度までドレッシーにするのか、少し不安が残る。振り子の振幅が大きすぎると、必ず失敗する。
いわゆる普通のドレスシャツを、ユニクロで買おうとする人は、それほど多くない。スーツの下に着るシャツではなく、ジャケットの下に着るイメージのシャツでないと、在庫ばかり増えることになるだろう。
今現在の店頭に並んでいるドレスシャツが、ぎりぎりのところである。あれ以上にドレッシーにする必要はない。ユニクロにドレッシーなものを求める消費者はいない。"
2004-04-08,"雨から花曇り","
■ [QC] クリーニング事故防止のシステム
あまり大きな話題にはならないことだが、クリーニング事故というのは潜在的にはかなりな問題だ。クリーニングにおける色落ち、型崩れなどによるクレームは、毎日かなりの件数にのぼる。
これらを防止を目的とした情報共有のために、日本繊維製品・クリーニング協議会(以下、日繊ク協とする)は、「クリーニング事故防止システム」を開発した。
日繊ク協は、クリーニングに関するトラブルの防止を目的に、アパレル団体・検査協会・クリーニング関係及び消費者相談団体の各団体が一体となって平成14年11月に設立された。
いわゆる「洗濯表示」ラベルには、家庭洗濯が可能なものまで、「念のため」ドライクリーニング表示にするということがよくあると伝えられている。しかし、ドライクリーニングにしたために生じる事故というのが、かなり多いのだ。
こうした事故を防止するために、インターネット上で事故のケースとその対策の情報を共有することが狙い。業界での認知度はまだ低いようだが、有効活用が望まれる。
",,"*[QC] クリーニング事故防止のシステム
あまり大きな話題にはならないことだが、クリーニング事故というのは潜在的にはかなりな問題だ。クリーニングにおける色落ち、型崩れなどによるクレームは、毎日かなりの件数にのぼる。
これらを防止を目的とした情報共有のために、日本繊維製品・クリーニング協議会(以下、日繊ク協とする)は、「クリーニング事故防止システム」を開発した。
日繊ク協は、クリーニングに関するトラブルの防止を目的に、アパレル団体・検査協会・クリーニング関係及び消費者相談団体の各団体が一体となって平成14年11月に設立された。
いわゆる「洗濯表示」ラベルには、家庭洗濯が可能なものまで、「念のため」ドライクリーニング表示にするということがよくあると伝えられている。しかし、ドライクリーニングにしたために生じる事故というのが、かなり多いのだ。
こうした事故を防止するために、インターネット上で事故のケースとその対策の情報を共有することが狙い。業界での認知度はまだ低いようだが、有効活用が望まれる。"
2004-04-01,"さわやかな天気","
今日から小売店頭での総額表示が実施された。各社の対応は様々だが、低価格を訴求してきた量販店 PB や小売店では、実質値下げを強いられているところが多い。
POS のシステム変更などもあり、この間の経費負担はばかにならないだろう。小売店の出費はシステムベンダーの収入になるので、日本全体での経済効果としてはトントンになるのだろうが、アパレル製品の値札表示はメーカーが行うことが多いので、影響は広範囲に及ぶ。
表示制度の変更に伴い、例えばしまむらはこれまでの本体価格を税込価格にする方針(つまり実質 5%値下げ)のようだし、ユニクロも従来本体価格 2900円だったものを、総額で 2990円(本来なら 3045円)にするなど、実質値下げである。
せっかく上向きかけた景気にどのような影響が出るか、こればかりは結果をみないとわからない。
",,"*[Retail] 今日から総額表示
今日から小売店頭での総額表示が実施された。各社の対応は様々だが、低価格を訴求してきた量販店 PB や小売店では、実質値下げを強いられているところが多い。
POS のシステム変更などもあり、この間の経費負担はばかにならないだろう。小売店の出費はシステムベンダーの収入になるので、日本全体での経済効果としてはトントンになるのだろうが、アパレル製品の値札表示はメーカーが行うことが多いので、影響は広範囲に及ぶ。
表示制度の変更に伴い、例えばしまむらはこれまでの本体価格を税込価格にする方針(つまり実質 5%値下げ)のようだし、ユニクロも従来本体価格 2900円だったものを、総額で 2990円(本来なら 3045円)にするなど、実質値下げである。
せっかく上向きかけた景気にどのような影響が出るか、こればかりは結果をみないとわからない。"
2004-03-31,"すっきりとした晴れ","
■ [SCM] ニチメンのシンガポール買収
ニチメンは岐阜に本社をおく婦人服メーカーのシンガポールを事実上買収した。これで、ニチメン・グループのアパレルとしては、百貨店販路中心のニチメンインフィニティ(「マクレガー」を展開)と、量販店販路中心のシンガポールの、2つの柱ができることになる。
ニチメンは「原材料からアパレル製品、小売りまでの SCM 構築の一環」としている。シンガポールは、もの作りではそれなりのノウハウをもつ企業だから、SCM 体制の中で、うまく行けばおもしろい成果を出せるだろう。
ニチメンインフィニティとシンガポールを連動させて展開すれば、それなりのスケールメリットも生かせるだろうし、おもしろい試みではなかろうか。ニチメンの開発している SCM 関連システムも、使い方によっては成果が期待できるものなので、今後に注目したい。
",,"*[SCM] ニチメンのシンガポール買収
ニチメンは岐阜に本社をおく婦人服メーカーのシンガポールを事実上買収した。これで、ニチメン・グループのアパレルとしては、百貨店販路中心のニチメンインフィニティ(「マクレガー」を展開)と、量販店販路中心のシンガポールの、2つの柱ができることになる。
ニチメンは「原材料からアパレル製品、小売りまでの SCM 構築の一環」としている。シンガポールは、もの作りではそれなりのノウハウをもつ企業だから、SCM 体制の中で、うまく行けばおもしろい成果を出せるだろう。
ニチメンインフィニティとシンガポールを連動させて展開すれば、それなりのスケールメリットも生かせるだろうし、おもしろい試みではなかろうか。ニチメンの開発している SCM 関連システムも、使い方によっては成果が期待できるものなので、今後に注目したい。"
2004-03-30,"花曇り、雨になるらしい","
■ [SCM] L-ACT プロジェクト報告書まとまる
繊維ファッション SCM 協議会はL-ACT プロジェクト報告書をまとめた。これは、レディース・アパレル・コンバーター・テキスタイル・プロジェクトの略称で、アパレル - コンバーター - テキスタイル・染色整理間の情報共有を促進するもの。
現在企業ごとに管理しているアパレルの製品品番と、コンバーター・テキスタイルの生地品番をひも付けし、店頭売上情報を川上と共有することにねらいをしぼったものとなった。
TAプロジェクトと連携した形で、秋物の展開から実証実験を開始するが、現在はパートナー選定が進行している。
こうしたプロジェクトの重要ポイントは信頼関係の確立だが、TA プロジェクトの進行をみても、これがかなりむずかしい。合意形成に至るまでもある程度の力業が必要になりそうだ。
",,"*[SCM] L-ACT プロジェクト報告書まとまる
繊維ファッション SCM 協議会はL-ACT プロジェクト報告書をまとめた。これは、レディース・アパレル・コンバーター・テキスタイル・プロジェクトの略称で、アパレル - コンバーター - テキスタイル・染色整理間の情報共有を促進するもの。
現在企業ごとに管理しているアパレルの製品品番と、コンバーター・テキスタイルの生地品番をひも付けし、店頭売上情報を川上と共有することにねらいをしぼったものとなった。
TAプロジェクトと連携した形で、秋物の展開から実証実験を開始するが、現在はパートナー選定が進行している。
こうしたプロジェクトの重要ポイントは信頼関係の確立だが、TA プロジェクトの進行をみても、これがかなりむずかしい。合意形成に至るまでもある程度の力業が必要になりそうだ。"
2004-03-26,"少し暖かくなった","
「小さな企画」がようやくちらほら出てきた。専門店向けにヨーロッパの先端ブランドをリアルタイミングでバイイングするビジネスが脚光を浴びている。キャリア向け企画でも、織物産地と密接に連携した手の込んだ素材を使った商品が、じわじわと伸びている。
三越でも平場向けの自主企画を拡大しようとしているが、10%は完全に自社企画で持って行きたいと発表した。「マス」を追わない戦略企画が、話題に上るようになった。「ユニクロ」的なステージから、少し前進した気がする。
ようやく「小さな企画」で冒険するゆとりがアパレル市場に出てきたことは喜ばしい。市場に活性化要素を与えるのは、こうした「小さな企画」である。
",,"*[Marketing] 「小さな企画」が出てきた
「小さな企画」がようやくちらほら出てきた。専門店向けにヨーロッパの先端ブランドをリアルタイミングでバイイングするビジネスが脚光を浴びている。キャリア向け企画でも、織物産地と密接に連携した手の込んだ素材を使った商品が、じわじわと伸びている。
三越でも平場向けの自主企画を拡大しようとしているが、10%は完全に自社企画で持って行きたいと発表した。「マス」を追わない戦略企画が、話題に上るようになった。「ユニクロ」的なステージから、少し前進した気がする。
ようやく「小さな企画」で冒険するゆとりがアパレル市場に出てきたことは喜ばしい。市場に活性化要素を与えるのは、こうした「小さな企画」である。"
2004-03-25,"曇り空続く","
■ [Retail] 2月の小売りは、天候と閏年効果か
百貨店と量販店の2月の売上高が発表された。百貨店の売上げは前年同月比 2.3%増と、4ヶ月ぶりのプラスとなり、中でも衣料品売り上げは同 3.7%増ととなった。
天候に恵まれて春物が動いたことと、閏年で日曜日が多かったことが大きいと見られる。一転して 3月は冬のような天候に戻ったため、苦戦が伝えられる。
量販店は総売上げが前年同月比で 1.2%増 となったが、衣料品は同 0.4%減。食料品の伸びが全体を引き上げた格好となった。春物に動きが見られたと伝えられるが、量販店の衣料品市場では、先行的な動きが全体を牽引するほどの効果は期待できないということだ。
逆に天候が良すぎて、冬物処分の不振につながったようだ。皮肉なものである。
",,"*[Retail] 2月の小売りは、天候と閏年効果か
百貨店と量販店の2月の売上高が発表された。百貨店の売上げは前年同月比 2.3%増と、4ヶ月ぶりのプラスとなり、中でも衣料品売り上げは同 3.7%増ととなった。
天候に恵まれて春物が動いたことと、閏年で日曜日が多かったことが大きいと見られる。一転して 3月は冬のような天候に戻ったため、苦戦が伝えられる。
量販店は総売上げが前年同月比で 1.2%増 となったが、衣料品は同 0.4%減。食料品の伸びが全体を引き上げた格好となった。春物に動きが見られたと伝えられるが、量販店の衣料品市場では、先行的な動きが全体を牽引するほどの効果は期待できないということだ。
逆に天候が良すぎて、冬物処分の不振につながったようだ。皮肉なものである。"
2004-03-24,"依然として花冷え","
SPA というのも今や何ら珍しいものではなくなった。そこら中 SPA の観があるが、その対象マーケットとして注目の高まっているのが、団塊ジュニアである。
団塊の世代が今や 60歳手前となり、その子供たちも、上は 30歳になろうとしている。結婚年齢が上がっている昨今、一番ファッション消費の期待できる層である。
しかし、この世代は思春期にさしかかってすぐにバブルが崩壊してしまった経験をもつので、消費に関してはかなり慎重な性向をもつ。むやみに高い商品を衝動買いしたりはしない。
従って、彼らをターゲットとした商品は、ある程度の量をこなそうとすれば、アッパーミディアム程度の価格レンジでなければならない。そうなると、SPA の運営もかなりの効率主義が求められる。百貨店への出店は、コスト的に合わない。
こうしたベクトルが、百貨店の性格付けを少しずつ変えていくことになるだろう。
",,"*[Mrketing] 団塊ジュニアと SPA
SPA というのも今や何ら珍しいものではなくなった。そこら中 SPA の観があるが、その対象マーケットとして注目の高まっているのが、団塊ジュニアである。
団塊の世代が今や 60歳手前となり、その子供たちも、上は 30歳になろうとしている。結婚年齢が上がっている昨今、一番ファッション消費の期待できる層である。
しかし、この世代は思春期にさしかかってすぐにバブルが崩壊してしまった経験をもつので、消費に関してはかなり慎重な性向をもつ。むやみに高い商品を衝動買いしたりはしない。
従って、彼らをターゲットとした商品は、ある程度の量をこなそうとすれば、アッパーミディアム程度の価格レンジでなければならない。そうなると、SPA の運営もかなりの効率主義が求められる。百貨店への出店は、コスト的に合わない。
こうしたベクトルが、百貨店の性格付けを少しずつ変えていくことになるだろう。"
2004-03-23,"花冷え続く","
■ [Trade] 日本で作って中国で売る
このところ、繊研新聞が中国特集を大々的にやっている。業界の潮流は、中抜きの小売志向に加え、 中国進出のようである。
しかし、中国進出にあたっては、失敗例も数多く聞く。我も我もと出て行くだけでは、必ず失敗して逃げ帰ることになる。これはここ2〜30年繰り返してきたことである。
このところのトレンドは、生産拠点のシフトというだけではなく、将来的な大消費市場となることを見越しての進出ということのようだ。そうなると、現地で生産して現地で販売するということなので、現地企業と同じスタンスに立つことになる。
それだけでは、利益を日本に持ち帰るという目論見は、うまくいくはずがない。現地で売るなら、日本で作るという発想もなければならない。
",,"*[Trade] 日本で作って中国で売る
このところ、繊研新聞が中国特集を大々的にやっている。業界の潮流は、中抜きの小売志向に加え、 中国進出のようである。
しかし、中国進出にあたっては、失敗例も数多く聞く。我も我もと出て行くだけでは、必ず失敗して逃げ帰ることになる。これはここ2〜30年繰り返してきたことである。
このところのトレンドは、生産拠点のシフトというだけではなく、将来的な大消費市場となることを見越しての進出ということのようだ。そうなると、現地で生産して現地で販売するということなので、現地企業と同じスタンスに立つことになる。
それだけでは、利益を日本に持ち帰るという目論見は、うまくいくはずがない。現地で売るなら、日本で作るという発想もなければならない。"
2004-03-22,"寒い。雪が降るらしい","
■ [SCM] アパ産協、RFID で報告書
日本アパレル産業協会は、平成15年度に実施していた RFID 関連の実証実験で報告書をまとめた。
「課題は残るものの実用化のめどが立ち、業界標準か、普及に確かな足がかりをつかんだ」ということである。今後、縫製工場、アパレル、百貨店、システムベンダー、副資材、納品代行のセクターから代表を募り、新たな組織を立ち上げて研究開発を継続するとのこと。
「全体として実用レベルにある」と報告されたが、業界における実際の導入には、まだ時間がかかるだろう。こうしたことは、5年以上のスパンで見なければならない。
","happykobe『RFIDに関わらず、IT化により、「セキュリティ」「プライバシー」が大きな社会問題となってきました。「光」と「影」の両方をきっちりと見ていく必要があると思います。』
","*[SCM] アパ産協、RFID で報告書
日本アパレル産業協会は、平成15年度に実施していた RFID 関連の実証実験で報告書をまとめた。
「課題は残るものの実用化のめどが立ち、業界標準か、普及に確かな足がかりをつかんだ」ということである。今後、縫製工場、アパレル、百貨店、システムベンダー、副資材、納品代行のセクターから代表を募り、新たな組織を立ち上げて研究開発を継続するとのこと。
「全体として実用レベルにある」と報告されたが、業界における実際の導入には、まだ時間がかかるだろう。こうしたことは、5年以上のスパンで見なければならない。"
2004-03-04,"寒の戻り続く","
■ [SCM] RFID の使い方
今日、Retail Teck のセミナーで、あの坂村健氏のセミナーを聞いた。非常に示唆的な内容だった。氏は SCM に使うだけのシンボルならば、バーコードが最もシンプルで安上がりだとおっしゃるのだった。
RFID の使い方は世界各国で差異があって当然であるとの指摘である。
米国で物流合理化を最大の眼目として RFID の導入が進んでいるのは、「シュリンケージ」の問題が大きいと、氏は指摘している。「シュリンケージ」とは、読んで字の如し。荷の中身が物流の途中で「縮んでしまう」ことである。要するに、出荷、配送、入荷の段階で、内部の人間が「失敬」してしまうのだ。
一説によると、米国のシュリンケージは数量ベースで 30%にも達するという。金額ベースでは 1.7% というから、ちょっとした安物ほど消えてなくなりやすいのだろう。
RFID によってシュリンケージが防止できれば、「ちょっとした安物」を扱う企業ほど導入効果は大きい。なるほど、ウォルマートが積極的なわけである。
ただ、そう考えると、日本における SCM にRFID をそれほど急いで導入する理由というのがなくなってしまうわけだ。
",,"*[SCM] RFID の使い方
今日、Retail Teck のセミナーで、あの坂村健氏のセミナーを聞いた。非常に示唆的な内容だった。氏は SCM に使うだけのシンボルならば、バーコードが最もシンプルで安上がりだとおっしゃるのだった。
RFID の使い方は世界各国で差異があって当然であるとの指摘である。
米国で物流合理化を最大の眼目として RFID の導入が進んでいるのは、「シュリンケージ」の問題が大きいと、氏は指摘している。「シュリンケージ」とは、読んで字の如し。荷の中身が物流の途中で「縮んでしまう」ことである。要するに、出荷、配送、入荷の段階で、内部の人間が「失敬」してしまうのだ。
一説によると、米国のシュリンケージは数量ベースで 30%にも達するという。金額ベースでは 1.7% というから、ちょっとした安物ほど消えてなくなりやすいのだろう。
RFID によってシュリンケージが防止できれば、「ちょっとした安物」を扱う企業ほど導入効果は大きい。なるほど、ウォルマートが積極的なわけである。
ただ、そう考えると、日本における SCM にRFID をそれほど急いで導入する理由というのがなくなってしまうわけだ。"
2004-02-01,"寒さ和らぎ晴れが続いている","
各種の経済指標が「着実な景気回復」を謳い、一連のリストラ策を終えた企業の中には、再び拡大成長路線を打ち出すところも出てきた。
ファッショントレンドも、エレガントなスーツなどが全面に出てきている。過去の例から見ても、こうしたトレンドの時は、景気も拡大基調にある時が多い。
しかし、大型店の売上げをみると、百貨店、量販店ともに依然として厳しい情勢にある。いずれの業界も、昨年の売上げはマイナスである。天候要因が最悪だったことを勘案しても、これで 7年連続のマイナス基調というのは痛い。
従来の業態・慣習にとらわれない新しい手法が求められている。
",,"*[Marketing] 景気回復基調だが厳しい小売市場
各種の経済指標が「着実な景気回復」を謳い、一連のリストラ策を終えた企業の中には、再び拡大成長路線を打ち出すところも出てきた。
ファッショントレンドも、エレガントなスーツなどが全面に出てきている。過去の例から見ても、こうしたトレンドの時は、景気も拡大基調にある時が多い。
しかし、大型店の売上げをみると、百貨店、量販店ともに依然として厳しい情勢にある。いずれの業界も、昨年の売上げはマイナスである。天候要因が最悪だったことを勘案しても、これで 7年連続のマイナス基調というのは痛い。
従来の業態・慣習にとらわれない新しい手法が求められている。"
2004-01-20,"久しぶりに穏やかな晴れ","
昨年末に、輸出は縫製工場、ニッターにとって自立のチャンスと書いた。
(参照)http://d.hatena.ne.jp/tak-shonai/20031218
最近になって、自立化支援事業の一環で、縫製工場が組合、県単位の取り組みとして独自ブランドによるマーケティングを開始したと伝えられる。これは確実に最後のチャンスである。これに成功しなかったら、国内生産基盤は壊滅状態になってしまうだろう。
どうせ下請業態のビジネスは中国に押されて望みが薄いのだから、自社ブランドによる展開をしなければならない。その際には、競合の多い国内よりも、アジア市場を目指した方が展望が開ける。
アパレルメーカーの多くは海外市場開拓に積極的ではない。海外に出て行ったら、国内でなまじ名前の通っているブランドでも、スタートラインからの出発となる。それなら、ここは縫製工場、ニッターでも、同じ地点からのスタートが切れる。その点では、国内市場よりもやりやすいはずだ。
",,"*[Production] 縫製工場、ニッターに最後のチャンス
昨年末に、輸出は縫製工場、ニッターにとって自立のチャンスと書いた。
(参照)http://d.hatena.ne.jp/tak-shonai/20031218
最近になって、自立化支援事業の一環で、縫製工場が組合、県単位の取り組みとして独自ブランドによるマーケティングを開始したと伝えられる。これは確実に最後のチャンスである。これに成功しなかったら、国内生産基盤は壊滅状態になってしまうだろう。
どうせ下請業態のビジネスは中国に押されて望みが薄いのだから、自社ブランドによる展開をしなければならない。その際には、競合の多い国内よりも、アジア市場を目指した方が展望が開ける。
アパレルメーカーの多くは海外市場開拓に積極的ではない。海外に出て行ったら、国内でなまじ名前の通っているブランドでも、スタートラインからの出発となる。それなら、ここは縫製工場、ニッターでも、同じ地点からのスタートが切れる。その点では、国内市場よりもやりやすいはずだ。"
2004-01-09,"おだやかな晴れ","
■ [MD] レディス・スーツに期待
今春夏のレディースは、スーツが期待アイテムになっている。昨年あたりからカジュアル傾向は一巡して、いわゆる「お姉様」系のセットアップが台頭していたが、ここに来て、この流れにかなり実が入ることが確実と期待されている。
これが確実に実現すると、これまでの単品の着回しという傾向から解き放たれて、購入の単価アップにつながり、アパレルメーカーとしては多少は潤うことになる。
過去のトレンドをみると、きちんとしたスーツが売れる時というのは、総じて景気も上昇機運にあるケースが多い。かのバブル期などは、新世代ウールや新合繊による「キャリアウーマン」タイプや、かっちりしたボディコンタイプのスーツが売れに売れていた。
あの頃のようなことはないだろうが、スーツ台頭の流れは、アパレル業界にとって追い風である。
",,"*[MD] レディス・スーツに期待
今春夏のレディースは、スーツが期待アイテムになっている。昨年あたりからカジュアル傾向は一巡して、いわゆる「お姉様」系のセットアップが台頭していたが、ここに来て、この流れにかなり実が入ることが確実と期待されている。
これが確実に実現すると、これまでの単品の着回しという傾向から解き放たれて、購入の単価アップにつながり、アパレルメーカーとしては多少は潤うことになる。
過去のトレンドをみると、きちんとしたスーツが売れる時というのは、総じて景気も上昇機運にあるケースが多い。かのバブル期などは、新世代ウールや新合繊による「キャリアウーマン」タイプや、かっちりしたボディコンタイプのスーツが売れに売れていた。
あの頃のようなことはないだろうが、スーツ台頭の流れは、アパレル業界にとって追い風である。"
2004-01-02,"晴れが続いている","
繊維・アパレル業界首脳の年頭所感をみると、「今年後半の回復に期待」という点で大体一致する。しかし、「回復感なき成長」になろうとも言われている。
「今年後半からの回復」は大体どこの業界でも一致して述べられている。しかし、鉄鋼や機械などの「重厚長大」産業と違って、アパレルのような「短小軽薄」産業は、景気の動きを反映するのにタイムラグがある。
バブル崩壊の時にしても、アパレル業界はしばらくは好況を維持していた。だから、回復も一番後回しになるかもしれない。そうさせないために、回復も最初というマーケティングをしなけらばならない。
何をどう仕掛けるか。消費者がこの不況の間、我慢に我慢を重ねてきたもので、しかもそれほどの負担でなく手に入る、「新しい気分になれるもの」というのは、一体何だろうか。
",,"*[General] 今年後半の回復に期待の声
繊維・アパレル業界首脳の年頭所感をみると、「今年後半の回復に期待」という点で大体一致する。しかし、「回復感なき成長」になろうとも言われている。
「今年後半からの回復」は大体どこの業界でも一致して述べられている。しかし、鉄鋼や機械などの「重厚長大」産業と違って、アパレルのような「短小軽薄」産業は、景気の動きを反映するのにタイムラグがある。
バブル崩壊の時にしても、アパレル業界はしばらくは好況を維持していた。だから、回復も一番後回しになるかもしれない。そうさせないために、回復も最初というマーケティングをしなけらばならない。
何をどう仕掛けるか。消費者がこの不況の間、我慢に我慢を重ねてきたもので、しかもそれほどの負担でなく手に入る、「新しい気分になれるもの」というのは、一体何だろうか。"
2003-12-22,"冬晴れ","
■ [Politic] 中小製造業者自立支援と輸出振興に重点
政府の平成16年度予算案がほぼ固まり、繊維関連予算総額は、前年比50%増の14億円となるそうだ。中小企業総合事業団関連の中小製造業者自立支援事業と、技術開発制度の活用額を合わせると、運用ベースでは60億円を超える見込み。
今年 7月策定の新繊維ビジョンを柱としており、「繊維にはもう予算がつかない」と言われていた割には、結構な額となった。
重点施策は、自立事業と輸出振興になる。中小繊維製造業者にとっては、2点セットで捉えることもできよう。織物でもアパレル製品でも、中小製造業者にとっては、輸出はその気になれば、新規ビジネスとしては国内での新規参入よりも入っていきやすい分野である。
少なくとも、3〜4ヶ月先の手形で振り回される国内ビジネスと比べても、それほどのハイリスクではない。要は、本気で取り組めるかどうかである。
",,"*[Politic] 中小製造業者自立支援と輸出振興に重点
政府の平成16年度予算案がほぼ固まり、繊維関連予算総額は、前年比50%増の14億円となるそうだ。中小企業総合事業団関連の中小製造業者自立支援事業と、技術開発制度の活用額を合わせると、運用ベースでは60億円を超える見込み。
今年 7月策定の新繊維ビジョンを柱としており、「繊維にはもう予算がつかない」と言われていた割には、結構な額となった。
重点施策は、自立事業と輸出振興になる。中小繊維製造業者にとっては、2点セットで捉えることもできよう。織物でもアパレル製品でも、中小製造業者にとっては、輸出はその気になれば、新規ビジネスとしては国内での新規参入よりも入っていきやすい分野である。
少なくとも、3〜4ヶ月先の手形で振り回される国内ビジネスと比べても、それほどのハイリスクではない。要は、本気で取り組めるかどうかである。"
2003-12-19,"寒い曇り空","
来年 4月から実施される小売店頭での消費税総額表示に関して、複数の表示法が混在することになりそうだ。
かなり多くの部分では、アパ産協 − 百貨店協会の合意による「税込価格(本体価格)」という表示になりそうだがチェーンストア協会では、税込み価格のみの表示が推奨されている。
総額表示義務化の根拠となっていた「消費者へのわかりやすさ」という点から言えば、これではかえって混乱を生ずることになりそうだ。従来方式でも、誰も混乱を感じていなかったのだから、今回の施策は将来的な消費税率アップの伏線という意味合いの方がはるかに大きいととられても仕方がない。
表示をする側にとってみれば、IT システムの組み替えが求められ、まただんだん総額での端数が切り落とされる方向に向かうだろうから、製造者の負担は大きい。
",,"*[Retail] 総額表示の混迷
来年 4月から実施される小売店頭での消費税総額表示に関して、複数の表示法が混在することになりそうだ。
かなり多くの部分では、アパ産協 − 百貨店協会の合意による「税込価格(本体価格)」という表示になりそうだがチェーンストア協会では、税込み価格のみの表示が推奨されている。
総額表示義務化の根拠となっていた「消費者へのわかりやすさ」という点から言えば、これではかえって混乱を生ずることになりそうだ。従来方式でも、誰も混乱を感じていなかったのだから、今回の施策は将来的な消費税率アップの伏線という意味合いの方がはるかに大きいととられても仕方がない。
表示をする側にとってみれば、IT システムの組み替えが求められ、まただんだん総額での端数が切り落とされる方向に向かうだろうから、製造者の負担は大きい。"
2003-12-18,"冬晴れ","
■ [Trade] 輸出は縫製工場・ニッター自立のチャンスか
10月に発足した日本繊維輸出機構(米良章生代表)は、中国の展示会に積極的に参加する意向を示している。さらに、山下雅生輸出事業推進委員長は、「二次製品の業界もぜひ参加していただきたい」と呼びかけている。
国内の二次製品、すなわち縫製品アパレルやニットウェアの生産は、今や中国からの輸入に追われて縮小の一途にあるが、それは国内市場のみを対象にしているからである。ならば、海外、とくにアジア市場に打って出ることも選択の一つになる。
考えてみれば、イタリアのアパレル業界が今や世界に冠たる存在になっているのは、フランスのプレタポルテの下請生産工場から出発して、次第に世界市場を目指す独自の動きを進めたからだ。「イタリア製」はステイタスたり得るのである。
ならば、「日本製」もアジア市場におけるステイタスになればいいのである。日本では下請に甘んじても、海外で独自マーケティングを行うことは可能だ。
",,"*[Trade] 輸出は縫製工場・ニッター自立のチャンスか
10月に発足した日本繊維輸出機構(米良章生代表)は、中国の展示会に積極的に参加する意向を示している。さらに、山下雅生輸出事業推進委員長は、「二次製品の業界もぜひ参加していただきたい」と呼びかけている。
国内の二次製品、すなわち縫製品アパレルやニットウェアの生産は、今や中国からの輸入に追われて縮小の一途にあるが、それは国内市場のみを対象にしているからである。ならば、海外、とくにアジア市場に打って出ることも選択の一つになる。
考えてみれば、イタリアのアパレル業界が今や世界に冠たる存在になっているのは、フランスのプレタポルテの下請生産工場から出発して、次第に世界市場を目指す独自の動きを進めたからだ。「イタリア製」はステイタスたり得るのである。
ならば、「日本製」もアジア市場におけるステイタスになればいいのである。日本では下請に甘んじても、海外で独自マーケティングを行うことは可能だ。"
2003-12-17,"曇り、ちょっとしたお湿り","
■ [Trade] アパレル輸入増加に転ずる
今年のアパレル輸入数量が、過去最高を更新する勢いで伸びており、その中国シェアが 90%を突破しそうだ。
昨年は前年割れだったが、今年10月までの統計をみると、過去最高だった一昨年の 31億4000万点を越えることが確実視されている。そして、この伸びを中国 1国だけで引っ張った形となる。
今年は年初以来の SARS 騒動でも大きな打撃は受けなかったことになる。これは大したものだ。ただし、中国への一極集中はリスクが大きい。この問題をどうするかが課題だ。
",,"*[Trade] アパレル輸入増加に転ずる
今年のアパレル輸入数量が、過去最高を更新する勢いで伸びており、その中国シェアが 90%を突破しそうだ。
昨年は前年割れだったが、今年10月までの統計をみると、過去最高だった一昨年の 31億4000万点を越えることが確実視されている。そして、この伸びを中国 1国だけで引っ張った形となる。
今年は年初以来の SARS 騒動でも大きな打撃は受けなかったことになる。これは大したものだ。ただし、中国への一極集中はリスクが大きい。この問題をどうするかが課題だ。"
2003-12-16,"だんだん晴れていく","
■ [Retail] 専門店が堅調で、量販店は苦戦
繊研新聞の調べによる公開小売業 98社の業績がレポートされていた。トータルでは前年同期 0.9%の売上げ減少だ。3年連続のマイナス基調。経常利益も 前年は 8.9%増だったが、今回は 3.9%の減少。リストラや合理化では追いつかなかったか。
最大の要因は大手量販店の苦戦で、冷夏の影響が大きい。専門店では、しまむら、ユナイテッドアローズなどが業績を伸ばしているが、ユニクロは 2ケタの減収。
百貨店は19社のうち13社が増益となっている。この分野では体質改善が進んでいるということか。しかし、相変わらずグロスの売上げは伸びていない。
今後は専門店市場での変革がますます進むということか。
",,"*[Retail] 専門店が堅調で、量販店は苦戦
繊研新聞の調べによる公開小売業 98社の業績がレポートされていた。トータルでは前年同期 0.9%の売上げ減少だ。3年連続のマイナス基調。経常利益も 前年は 8.9%増だったが、今回は 3.9%の減少。リストラや合理化では追いつかなかったか。
最大の要因は大手量販店の苦戦で、冷夏の影響が大きい。専門店では、しまむら、ユナイテッドアローズなどが業績を伸ばしているが、ユニクロは 2ケタの減収。
百貨店は19社のうち13社が増益となっている。この分野では体質改善が進んでいるということか。しかし、相変わらずグロスの売上げは伸びていない。
今後は専門店市場での変革がますます進むということか。
"
2003-12-11,"今にも降りそうな曇り空","
ある会合で、繊維、アパレル業界の各段階で、生き残れる企業は2〜3社しかないという話が出たという。ちなみに、アパレル・メーカーで生き残れるのは、W社、O社、F社 の 3社ということらしい。
これまでは大手アパレルの方向性が行き詰まると、小規模のベンチャー的アパレルが活性化要素として機能してきた。しかし、これらの 3社は、社内にベンチャー的活性化要素を抱えていることが強みだ。
悲惨なのは産地の中核をなす川中段階で、生き残りどころか、多くの企業はいかにして上手に幕引きをするかを考えている。産地の有力企業の多くは地元の名士で、今や繊維で食わなくても、不動産などで収入源は確保している。
そうなると、日本のモノ作りは壊滅状態になる。何とか新しい発想で、日本でしかできないモノを作り続ける方策を模索しなければならない。そのためには、もはや規模を追う必要はない。むしろ、規模は縮小してでも特色あるモノ作りを推進すべきだろう。
",,"*[Marketing] 業界で生き残れるのは?
ある会合で、繊維、アパレル業界の各段階で、生き残れる企業は2〜3社しかないという話が出たという。ちなみに、アパレル・メーカーで生き残れるのは、W社、O社、F社 の 3社ということらしい。
これまでは大手アパレルの方向性が行き詰まると、小規模のベンチャー的アパレルが活性化要素として機能してきた。しかし、これらの 3社は、社内にベンチャー的活性化要素を抱えていることが強みだ。
悲惨なのは産地の中核をなす川中段階で、生き残りどころか、多くの企業はいかにして上手に幕引きをするかを考えている。産地の有力企業の多くは地元の名士で、今や繊維で食わなくても、不動産などで収入源は確保している。
そうなると、日本のモノ作りは壊滅状態になる。何とか新しい発想で、日本でしかできないモノを作り続ける方策を模索しなければならない。そのためには、もはや規模を追う必要はない。むしろ、規模は縮小してでも特色あるモノ作りを推進すべきだろう。"
2003-12-10,"冬晴れ続く","
繊研新聞が日本型レップの台頭を報じている。「レップ」というのは Representative の略語で、アパレル業界では「営業代行業者」を指す。
米国では当たり前の機能だったが、日本ではなかなか根付かなかった。それは、アパレル企業の起業パターンが、ある程度経験を積んだ営業スタッフが、デザイナーと組んで独立するというケースが多かったからである。
営業ベースなので、自分の固定客というのは既にある。だから営業のアウトソーシングをする必要は薄かった。
しかし、最近はデザイナーが自分のブランドを立ち上げるという形での起業が増えている。クリエイティブなパワーはあるが、営業力が決定的に不足しているというケースが多い。そうしたベンチャー・ビジネスに、レップは大いに貢献できる。
ただ、日本型レップは営業代行のみならず、生産管理や売掛金の回収までをカバーする方向にあるので、下手すると、庇を貸して母屋をとられることになりかねない。
",,"*[Management] レップという機能
繊研新聞が日本型レップの台頭を報じている。「レップ」というのは Representative の略語で、アパレル業界では「営業代行業者」を指す。
米国では当たり前の機能だったが、日本ではなかなか根付かなかった。それは、アパレル企業の起業パターンが、ある程度経験を積んだ営業スタッフが、デザイナーと組んで独立するというケースが多かったからである。
営業ベースなので、自分の固定客というのは既にある。だから営業のアウトソーシングをする必要は薄かった。
しかし、最近はデザイナーが自分のブランドを立ち上げるという形での起業が増えている。クリエイティブなパワーはあるが、営業力が決定的に不足しているというケースが多い。そうしたベンチャー・ビジネスに、レップは大いに貢献できる。
ただ、日本型レップは営業代行のみならず、生産管理や売掛金の回収までをカバーする方向にあるので、下手すると、庇を貸して母屋をとられることになりかねない。
"
2003-12-09,"冬晴れ","
■ [Marketing] ファッションが売れるのは10時まで?
繊研新聞が、郊外の大型ショッピングセンター(SC)で、ファッション系テナントの営業時間がほぼ午後10時までに固まりつつあると報じている。ファッション系では深夜営業の効率は著しく低いようだ。
一方、食品系などでは終夜営業も珍しくない。住居インテリア関連でもかなりの深夜営業が行われている。つまり、ファッションは夜になってまで買いに出かけるほどのものではなくなっているということか。
これは、アパレル商品の他商品に対する競争力とも関係している。バブルの頃だったら、夜遅く洋服のショッピングという感覚もあっただろうが、今ではそこまで執念を燃やしている消費者は少ない。
それよりも、冷蔵庫の中を身軽にしておいて、夜遅くなっても、帰りがけに総菜や飲み物を買うというパターンが一般化している。消費者のワードローブの中身が身軽になるのはいつのことか。
",,"*[Marketing] ファッションが売れるのは10時まで?
繊研新聞が、郊外の大型ショッピングセンター(SC)で、ファッション系テナントの営業時間がほぼ午後10時までに固まりつつあると報じている。ファッション系では深夜営業の効率は著しく低いようだ。
一方、食品系などでは終夜営業も珍しくない。住居インテリア関連でもかなりの深夜営業が行われている。つまり、ファッションは夜になってまで買いに出かけるほどのものではなくなっているということか。
これは、アパレル商品の他商品に対する競争力とも関係している。バブルの頃だったら、夜遅く洋服のショッピングという感覚もあっただろうが、今ではそこまで執念を燃やしている消費者は少ない。
それよりも、冷蔵庫の中を身軽にしておいて、夜遅くなっても、帰りがけに総菜や飲み物を買うというパターンが一般化している。消費者のワードローブの中身が身軽になるのはいつのことか。"
2003-12-07,"晴れてたが、曇った","
土曜日付の繊研新聞一面トップに、ジャパンクリエーションについて「補助金依存からの脱却を」という見出しが載った。かなり思い切った見出しである。
この展示会が補助金で支えられていることは衆知の事実だ。各産地の出展にしても、自治体からの補助金がかなり投入されている。この補助金がなくなれば、産地組合をベースにした出展はかなり減少するだろう。
問題は、展示会が本当に商談を目的としているかどうかである。単に「産地の顔見世」だったり、「他も出展するから、出ないとメンツが立たない」とか、「年に一度の東京市場調査のついで」だったりしていては、採算が取れない。
100万円かけたらそれ以上の商談が行われてこその合同展出展である。あるいは、商談が50万円分しかできないのなら、それなりの規模で効率的な出展を行えばいい。
ただし、出展を完全に取りやめてしまったら、それ以上の発展はない。
",,"*[Trade Fair] JC の体質変革求められる
土曜日付の繊研新聞一面トップに、ジャパンクリエーションについて「補助金依存からの脱却を」という見出しが載った。かなり思い切った見出しである。
この展示会が補助金で支えられていることは衆知の事実だ。各産地の出展にしても、自治体からの補助金がかなり投入されている。この補助金がなくなれば、産地組合をベースにした出展はかなり減少するだろう。
問題は、展示会が本当に商談を目的としているかどうかである。単に「産地の顔見世」だったり、「他も出展するから、出ないとメンツが立たない」とか、「年に一度の東京市場調査のついで」だったりしていては、採算が取れない。
100万円かけたらそれ以上の商談が行われてこその合同展出展である。あるいは、商談が50万円分しかできないのなら、それなりの規模で効率的な出展を行えばいい。
ただし、出展を完全に取りやめてしまったら、それ以上の発展はない。"
2003-12-05,"下り坂、寒い曇り空","
■ [SCM] SCM 推進にも、基本的部分で人材育成
繊研新聞の 1面で、三越の平出専務と、オンワードの高田副社長の「協業型 SCM」構築に関する対談が連載されている。本日付では、SCM 推進の前提となる例の「コラボレーション取引」を行うにも、人材育成が追いついていないとの発言がある。
高田副社長の発言で、変化の激しいファッション商品では、「消化率・納品率を約束しても、色別・サイズ別に発注できる人材が少ない」と指摘している。
これは重大な問題だ。MD の根幹に関わることなのだが、これまで案外見過ごされてきた。ある意味、「色別・サイズ別」の消化率を上げるために、SCM における情報公開が必要と言われているのだが、その SCM を推進するための前提で、まだ十分な基盤がない。
これでは、卵と鶏である。いずれにしても、実験的でもいいから、少しずつ進めていかなければならないということになる。
",,"*[SCM] SCM 推進にも、基本的部分で人材育成
繊研新聞の 1面で、三越の平出専務と、オンワードの高田副社長の「協業型 SCM」構築に関する対談が連載されている。本日付では、SCM 推進の前提となる例の「コラボレーション取引」を行うにも、人材育成が追いついていないとの発言がある。
高田副社長の発言で、変化の激しいファッション商品では、「消化率・納品率を約束しても、色別・サイズ別に発注できる人材が少ない」と指摘している。
これは重大な問題だ。MD の根幹に関わることなのだが、これまで案外見過ごされてきた。ある意味、「色別・サイズ別」の消化率を上げるために、SCM における情報公開が必要と言われているのだが、その SCM を推進するための前提で、まだ十分な基盤がない。
これでは、卵と鶏である。いずれにしても、実験的でもいいから、少しずつ進めていかなければならないということになる。"
2003-12-04,"冬晴れ","
■ [Trade Fair] Japan Creation は今年も盛況
有明ビッグサイトで開催中の Japan Creation 2004 の初日に行ってきた。今年も来場は盛況。ただ、""Student"" の名札の来場者が目立つ。これは初日だからか? 中日、最終日と、実質商談につながる傾向になればいい。
SCM協議会の展示を JC とジョイントするのは初めての試みだが、来場者のターゲットに多少のミスマッチングがあるのは否めない。出展者の訴求をきちんと理解できる来場者が少ない気がする。
「中小事業者自立支援事業」で、川中業者(織物、ニッター)の SCM への関心が高まっているのだから、これと連動したコンセプト訴求を強化する必要があるかもしれない。
ただ、その前に AT 間の取引改善がないと、この分野の SCM は入り口にもたどり着けない。産地業者の「色決めが済んだらすべて引き取ってくれないと・・・」という要望は、切実だ。
■ [Fringe] 当サイト、「はてな」のお知らせで紹介される
本日配送された「はてな」からのお知らせで、当ダイアリーが紹介された。
(引用)
□ ユーザーおすすめ!おもしろ日記の紹介です
・ふ〜むふむ。昨今のファッション事情が読み取れます
「繊維・ファッション業界情報つまみ食い」by tak-shonaiさん
「はてな」に推薦してくださった方に感謝。
",,"*[Trade Fair] Japan Creation は今年も盛況
有明ビッグサイトで開催中の Japan Creation 2004 の初日に行ってきた。今年も来場は盛況。ただ、""Student"" の名札の来場者が目立つ。これは初日だからか? 中日、最終日と、実質商談につながる傾向になればいい。
SCM協議会の展示を JC とジョイントするのは初めての試みだが、来場者のターゲットに多少のミスマッチングがあるのは否めない。出展者の訴求をきちんと理解できる来場者が少ない気がする。
「中小事業者自立支援事業」で、川中業者(織物、ニッター)の SCM への関心が高まっているのだから、これと連動したコンセプト訴求を強化する必要があるかもしれない。
ただ、その前に AT 間の取引改善がないと、この分野の SCM は入り口にもたどり着けない。産地業者の「色決めが済んだらすべて引き取ってくれないと・・・」という要望は、切実だ。
*[Fringe] 当サイト、「はてな」のお知らせで紹介される
本日配送された「はてな」からのお知らせで、当ダイアリーが紹介された。
(引用)
□ ユーザーおすすめ!おもしろ日記の紹介です
・ふ〜むふむ。昨今のファッション事情が読み取れます
「繊維・ファッション業界情報つまみ食い」by tak-shonaiさん
「はてな」に推薦してくださった方に感謝。"
2003-12-03,"曇りに向かっている","
■ [SCM] Japan Creation で IT関連展示
今日から東京有明のビッグサイトで開催される Japan Creation で、IT 関連の展示も行われる。これは、先日開催された SCM 大会の展示版という位置づけと見てもいいもの。
昨年までは SCM 大会の会期中に同会場で行われていたが、動員の関係で Japan Creation に会場を移した。
この展示会自体は、産地が直接的にアパレルメーカーに対して企画提案を行うといった性格で、来場者のほとんどはアパレルの企画担当者、MD となる。その中で IT 関連の展示だから、やや性格が違うと言えば違うのだが、うまく訴求すれば、SCM の理念の普及には役立つだろう。
それだけに、素材企画提案と SCM の有機的つながりの提案を、展示会自体のコンセプトとして取り込みたかったが、いかがか。
",,"*[SCM] Japan Creation で IT関連展示
今日から東京有明のビッグサイトで開催される Japan Creation で、IT 関連の展示も行われる。これは、先日開催された SCM 大会の展示版という位置づけと見てもいいもの。
昨年までは SCM 大会の会期中に同会場で行われていたが、動員の関係で Japan Creation に会場を移した。
この展示会自体は、産地が直接的にアパレルメーカーに対して企画提案を行うといった性格で、来場者のほとんどはアパレルの企画担当者、MD となる。その中で IT 関連の展示だから、やや性格が違うと言えば違うのだが、うまく訴求すれば、SCM の理念の普及には役立つだろう。
それだけに、素材企画提案と SCM の有機的つながりの提案を、展示会自体のコンセプトとして取り込みたかったが、いかがか。"
2003-12-02,"久しぶりの晴れ","
■ [SCM] IQRS ネット拡大
伊勢丹データセンターの運営する百貨店マーケットプレイス 「IQRS ネット」の利用者が 340社を越えたと発表された。「事業計画通り」の推移だという。
このシステムは、インターネット接続環境さえあれば、中小企業のサプライヤーでも手軽に活用できるので、かなりのメリットがある。サービス・メニュー画面も、かなりユーザー・フレンドリーだ。
しかし、大量のデータをバッチで送ろうとするとやりにくいとの声も聞かれる。とくに、納品代行業者が取引先のサプライヤーのデータ送信を代行する場合などには向いていない。
元々、そんなケースは想定していないのだから仕方がないが、この部分の需要もあるので、検討の価値はあるだろう。
",,"*[SCM] IQRS ネット拡大
伊勢丹データセンターの運営する百貨店マーケットプレイス 「IQRS ネット」の利用者が 340社を越えたと発表された。「事業計画通り」の推移だという。
このシステムは、インターネット接続環境さえあれば、中小企業のサプライヤーでも手軽に活用できるので、かなりのメリットがある。サービス・メニュー画面も、かなりユーザー・フレンドリーだ。
しかし、大量のデータをバッチで送ろうとするとやりにくいとの声も聞かれる。とくに、納品代行業者が取引先のサプライヤーのデータ送信を代行する場合などには向いていない。
元々、そんなケースは想定していないのだから仕方がないが、この部分の需要もあるので、検討の価値はあるだろう。"
2003-11-29,"冷たい冬の雨","
巷では「キャンギャルが消える」と話題になっている。合繊メーカーの水着キャンペーン廃止に伴い、芸能界への登竜門ともなっていたキャンペーンガールが消えてしまうというわけだ。
しかし、水着キャンペーンはとっくの昔に消えていていいはずのものだったのである。合繊メーカーが水着を作って売っているわけではなく、彼らが作っているのはそれに使う糸だけである。しかも、水着というのは面積が小さいから、使用量にしても限られている。
これまで続けてきたのは、高度成長期の合繊メーカーのマーケティング部門がファッション情報をリードしていた時代の名残でしかない。他のアイテムではトレンドが天然繊維になったり合繊繊維になったりするが、水着なら合繊から離れることはないし、ポスターにした時の「見栄え」がする。
しかし、それによって合繊の「糸」の売れ行きが左右されるわけでもない。キャンギャルがブレークして売れっ子になっても、「○○のキャンギャル出身」ということは、すぐに忘れ去られる。「過去のハイレグ水着ポスター」などはむしろ「負の遺産」扱いされるので、スポンサー効果も薄い。
合繊メーカーのマーケティング部門も縮小に縮小を重ねている。廃止したくてたまらなかったわけだ。どこか 1社が止めれば、バタバタと止めるという土壌は前々からあったのである。
",,"*[Fringe] キャンギャルが消える
巷では「キャンギャルが消える」と話題になっている。合繊メーカーの水着キャンペーン廃止に伴い、芸能界への登竜門ともなっていたキャンペーンガールが消えてしまうというわけだ。
しかし、水着キャンペーンはとっくの昔に消えていていいはずのものだったのである。合繊メーカーが水着を作って売っているわけではなく、彼らが作っているのはそれに使う糸だけである。しかも、水着というのは面積が小さいから、使用量にしても限られている。
これまで続けてきたのは、高度成長期の合繊メーカーのマーケティング部門がファッション情報をリードしていた時代の名残でしかない。他のアイテムではトレンドが天然繊維になったり合繊繊維になったりするが、水着なら合繊から離れることはないし、ポスターにした時の「見栄え」がする。
しかし、それによって合繊の「糸」の売れ行きが左右されるわけでもない。キャンギャルがブレークして売れっ子になっても、「○○のキャンギャル出身」ということは、すぐに忘れ去られる。「過去のハイレグ水着ポスター」などはむしろ「負の遺産」扱いされるので、スポンサー効果も薄い。
合繊メーカーのマーケティング部門も縮小に縮小を重ねている。廃止したくてたまらなかったわけだ。どこか 1社が止めれば、バタバタと止めるという土壌は前々からあったのである。"
2003-11-28,"寒い曇り空","
■ [Retail] 楽天でファッション商品のアウトレット
先端情報工学研究所が、「楽天フリマ」の「アウトレット特集」で、ICタグと受注管理業務の運営を受託したという。ICタグとネット販売をリンクして、アウトレット販売を活性化させる狙いのようだ。
「アウトレット特集」は既に注目が高まりつつあり、30〜85%オフというアウトレット価格で商品を提供している。アパレルからの問い合わせも活発にあるらしい。
ファッション商品の B2C 販売は、いろいろなサイトが「現れては消え」を繰り返していたが、「メーカー希望小売価格」に縛られる限りは、あまり期待できない分野と化していた。日本は返品が一般化していないし、消費者としても、リアルの店頭で「見て、触って、試着して」ショッピングの楽しみを味わいたい。
こうしたショッピングの楽しみを味わえないネット販売では、「安く」売るより他にない。それだけに、アウトレットは期待できる分野である。
問題は、ICタグをどう活用するかで、ある程度の規模に達しなければ、そのメリットは見えてこないだろう。
",,"*[Retail] 楽天でファッション商品のアウトレット
先端情報工学研究所が、「楽天フリマ」の「アウトレット特集」で、ICタグと受注管理業務の運営を受託したという。ICタグとネット販売をリンクして、アウトレット販売を活性化させる狙いのようだ。
「アウトレット特集」は既に注目が高まりつつあり、30〜85%オフというアウトレット価格で商品を提供している。アパレルからの問い合わせも活発にあるらしい。
ファッション商品の B2C 販売は、いろいろなサイトが「現れては消え」を繰り返していたが、「メーカー希望小売価格」に縛られる限りは、あまり期待できない分野と化していた。日本は返品が一般化していないし、消費者としても、リアルの店頭で「見て、触って、試着して」ショッピングの楽しみを味わいたい。
こうしたショッピングの楽しみを味わえないネット販売では、「安く」売るより他にない。それだけに、アウトレットは期待できる分野である。
問題は、ICタグをどう活用するかで、ある程度の規模に達しなければ、そのメリットは見えてこないだろう。"
2003-11-27,"寒い曇り空","
例の米国の鉄鋼セーフガードが WTO の協約に違反しているとして、各国は報復関税をかけることになったが、日本では繊維製品を始めとして、関税引き上げを決めた。繊維・アパレル製品は 5% の関税アップとなる。
いずれにしても、米国からの繊維・アパレル輸入の量などはたかがしれているので、大きな影響はでないだろう。輸入量に占める米国の比率が高く、国民生活に影響の大きい品目は外したとされている。
「国民生活に影響の大きいものは対象から外した」というが、どうも米国に配慮して、ブッシュの共和党の支持基盤となる州の産物は外されているようだ。例えば、テキサスの綿花、フロリダのグレープフルーツなど。
欧州などはかなり広い範囲で報復措置をとっているので、日本の外交の「対米追従」が、また目立ちそうだ。
",,"*[Trade] 対米報復関税
例の米国の鉄鋼セーフガードが WTO の協約に違反しているとして、各国は報復関税をかけることになったが、日本では繊維製品を始めとして、関税引き上げを決めた。繊維・アパレル製品は 5% の関税アップとなる。
いずれにしても、米国からの繊維・アパレル輸入の量などはたかがしれているので、大きな影響はでないだろう。輸入量に占める米国の比率が高く、国民生活に影響の大きい品目は外したとされている。
「国民生活に影響の大きいものは対象から外した」というが、どうも米国に配慮して、ブッシュの共和党の支持基盤となる州の産物は外されているようだ。例えば、テキサスの綿花、フロリダのグレープフルーツなど。
欧州などはかなり広い範囲で報復措置をとっているので、日本の外交の「対米追従」が、また目立ちそうだ。
"
2003-11-25,"本格的な雨","
「団塊の世代ジュニア」が30代にさしかかり、「大人市場」への期待が高まっている。
13日の項で、これまで活発だった「ヤング市場」が人口ピラミッドの変化で縮小すると書いたが、その分スライドして、「大人市場」の規模が大きくなるのは確実だ。
最近の30代は、親世代である「団塊の世代」に比して晩婚傾向にあるし、少子化傾向もあるので、「子育てに金がかかって」という理由での可処分所得減少は、あまり目立たないだろう。しかし、その分「団塊の世代」の頃とは違って経済成長がストップしたままだ。
この部分の市場の状況としては、当時と比べてプラマイ・ゼロか。あるいは、ややマイナスかもしれない。
20年以上前の「ニューファミリー」市場は、脚光を浴びた割には豊かな市場ではなかった。それは、この世代の可処分所得が小さいからである。「独身貴族」の頃ほど金は使えない。
安易な気持ちの参入では、期待ほどに儲かる市場ではない。
",,"*[Marketing] 「大人市場」の可能性
「団塊の世代ジュニア」が30代にさしかかり、「大人市場」への期待が高まっている。
13日の項で、これまで活発だった「ヤング市場」が人口ピラミッドの変化で縮小すると書いたが、その分スライドして、「大人市場」の規模が大きくなるのは確実だ。
最近の30代は、親世代である「団塊の世代」に比して晩婚傾向にあるし、少子化傾向もあるので、「子育てに金がかかって」という理由での可処分所得減少は、あまり目立たないだろう。しかし、その分「団塊の世代」の頃とは違って経済成長がストップしたままだ。
この部分の市場の状況としては、当時と比べてプラマイ・ゼロか。あるいは、ややマイナスかもしれない。
20年以上前の「ニューファミリー」市場は、脚光を浴びた割には豊かな市場ではなかった。それは、この世代の可処分所得が小さいからである。「独身貴族」の頃ほど金は使えない。
安易な気持ちの参入では、期待ほどに儲かる市場ではない。
"
2003-11-22,"冬型らしい晴れ","
量販店の「総額表示」対策は迷走しているようだ。日本チェーンストア協会加盟の企業は、大から小までさまざまで、価格政策も多様だから、統一的な運用は端から期待されなかった。
それにしても、店側は自店の方針でやればいいだけのことだが、複数の量販店に卸すメーカーとしては、堪ったものではない。ただでさえ多端末現象に悩んでいるのに、それに輪をかけたものになる。
量販店は将来的には発注も総額ベースで行いたい意向の企業が多いらしいが、
それもメーカー側の負担増の要因となる。納品先によって複数のシステムを使い分けなければならない。
消費税を含んだ総額の端数を丸める風潮が蔓延すると、実質な製造コストカットだから、品質面での悪影響も懸念される。
",,"*[Retail] 量販店の総額表示
量販店の「総額表示」対策は迷走しているようだ。日本チェーンストア協会加盟の企業は、大から小までさまざまで、価格政策も多様だから、統一的な運用は端から期待されなかった。
それにしても、店側は自店の方針でやればいいだけのことだが、複数の量販店に卸すメーカーとしては、堪ったものではない。ただでさえ多端末現象に悩んでいるのに、それに輪をかけたものになる。
量販店は将来的には発注も総額ベースで行いたい意向の企業が多いらしいが、
それもメーカー側の負担増の要因となる。納品先によって複数のシステムを使い分けなければならない。
消費税を含んだ総額の端数を丸める風潮が蔓延すると、実質な製造コストカットだから、品質面での悪影響も懸念される。"
2003-11-20,"冷たい雨","
米国のあるリサーチ会社の調査によると、企業の勝ち組と負け組には明確な違いがあって、勝ち組企業は、商品の平均単価も、製造コストも上昇しているが、負け組は、逆に平均単価も製造コストも低下しているのだそうだ。
要するに、市場で勝ち残るためには、いい物作りをして、差別化商品を利益の上げられる値段で売ることができるかどうかにかかっている。
しかし、これは注意して読み取らなければならない。必ずしも低価格路線が破綻するということを意味しているわけではないのだ。
勝ち組といわれる個別の企業において、価格も製造コストも、以前の自社との比較において上昇させることができているということであり、市場全体のカテゴリーとして、ベター商品を扱う企業が勝ち組で、マス商品を扱う企業が負け組というわけでは、決してない。
問題は、これ以後である。いくら勝ち組は価格も製造コストも上げることができているとはいえ、際限なく上げ続けるわけにはいかない。むしろ、こうした調査結果が顕著に表れるタイミングというのは、市場に変化が現れる曲がり角にさしかかっている場合が多い。
",,"*[Marketing] 勝ち組の商品の単価と製造コスト
米国のあるリサーチ会社の調査によると、企業の勝ち組と負け組には明確な違いがあって、勝ち組企業は、商品の平均単価も、製造コストも上昇しているが、負け組は、逆に平均単価も製造コストも低下しているのだそうだ。
要するに、市場で勝ち残るためには、いい物作りをして、差別化商品を利益の上げられる値段で売ることができるかどうかにかかっている。
しかし、これは注意して読み取らなければならない。必ずしも低価格路線が破綻するということを意味しているわけではないのだ。
勝ち組といわれる個別の企業において、価格も製造コストも、以前の自社との比較において上昇させることができているということであり、市場全体のカテゴリーとして、ベター商品を扱う企業が勝ち組で、マス商品を扱う企業が負け組というわけでは、決してない。
問題は、これ以後である。いくら勝ち組は価格も製造コストも上げることができているとはいえ、際限なく上げ続けるわけにはいかない。むしろ、こうした調査結果が顕著に表れるタイミングというのは、市場に変化が現れる曲がり角にさしかかっている場合が多い。"
2003-11-17,"秋晴れ というか、一時的な冬型","
繊研新聞によると、米国大手アパレルの03年上期の決算内容をみると、大手30社が、合計5.4%の増収となったが、一部でデフレ進行の影響が出ている。
マス・マーケットでのT-シャツの低価格化が進行するなどが、デフレ傾向の原因だが、これは世界的なものといえるだろう。ということは、日本においても避けられないことになる。
30社の増収は5.4%となっているが、内容をみると、減収を記録しているところも少なくない。しかし、純利益をみると、減益企業はかなり少なくなる。この要因は、ソーシングのアジアへの移行、在庫圧縮、リストラなど様々だ。構造的な部分に手をつけなければ、利益を確保するのは難しいということだ。
米国でもそうなのだから、日本ではさらに重要ということになる。
",,"*[International] 米国アパレル、大手の成長と中小の苦戦
繊研新聞によると、米国大手アパレルの03年上期の決算内容をみると、大手30社が、合計5.4%の増収となったが、一部でデフレ進行の影響が出ている。
マス・マーケットでのT-シャツの低価格化が進行するなどが、デフレ傾向の原因だが、これは世界的なものといえるだろう。ということは、日本においても避けられないことになる。
30社の増収は5.4%となっているが、内容をみると、減収を記録しているところも少なくない。しかし、純利益をみると、減益企業はかなり少なくなる。この要因は、ソーシングのアジアへの移行、在庫圧縮、リストラなど様々だ。構造的な部分に手をつけなければ、利益を確保するのは難しいということだ。
米国でもそうなのだから、日本ではさらに重要ということになる。"
2003-11-14,"洗濯日和","
大手アパレル 9社の中間連結決算が出そろったが、オンワード樫山、ワールド、三陽商会以外は減収で、5社が経常赤字となった。
レナウン、ナイガイ、東京スタイル、ルックの 4社は、百貨店ミセスブランドの低迷が響き、小杉産業はブランドスクラップによる減収。ダーバンは紳士服市場の不振がもろに響いた。
ワールドはSC向けの「ファッションコモディティー」の伸びに支えられているので、百貨店市場ではオンワード樫山と三陽商会のみが伸びたということになる。
営業利益ベースでみれば、オンワード樫山の一人勝ち状態。
これは、百貨店全体としてみれば、あまりいいことではなかろう。その証拠に、百貨店売上は継続して減少傾向にある。
",,"*[Management] 大手アパレルに企業間格差
大手アパレル 9社の中間連結決算が出そろったが、オンワード樫山、ワールド、三陽商会以外は減収で、5社が経常赤字となった。
レナウン、ナイガイ、東京スタイル、ルックの 4社は、百貨店ミセスブランドの低迷が響き、小杉産業はブランドスクラップによる減収。ダーバンは紳士服市場の不振がもろに響いた。
ワールドはSC向けの「ファッションコモディティー」の伸びに支えられているので、百貨店市場ではオンワード樫山と三陽商会のみが伸びたということになる。
営業利益ベースでみれば、オンワード樫山の一人勝ち状態。
これは、百貨店全体としてみれば、あまりいいことではなかろう。その証拠に、百貨店売上は継続して減少傾向にある。"
2003-11-13,"秋晴れ","
少し前まで、「ヤング」といわれる年齢層は、ファッション市場としてかなりの比重を持っていた。これは「団塊の世代ジュニア」がそこに合致していたからだ。
しかし、出生率の低下により、「ヤング市場」は縮小している。これまでは子供服市場が惨憺たるありさまだったが、これからは、ヤング市場が苦しむ番だ。
フランドルはブランド再編で、これまでのヤング向けブランドのプライスレンジを上げて乗り切った。これができるのは、ブランド力のあるところである。従来のプライスレンジの維持を前提にしたら、売り上げは確実に落ちる。そうなると、ブランドの廃止が相次ぐので、我慢比べになる。
最後まで我慢できれば、つぶれたブランドの分まで回ってくるので、成長できる。
",,"*[Marchandising] 「ヤング」向けブランドの今後
少し前まで、「ヤング」といわれる年齢層は、ファッション市場としてかなりの比重を持っていた。これは「団塊の世代ジュニア」がそこに合致していたからだ。
しかし、出生率の低下により、「ヤング市場」は縮小している。これまでは子供服市場が惨憺たるありさまだったが、これからは、ヤング市場が苦しむ番だ。
フランドルはブランド再編で、これまでのヤング向けブランドのプライスレンジを上げて乗り切った。これができるのは、ブランド力のあるところである。従来のプライスレンジの維持を前提にしたら、売り上げは確実に落ちる。そうなると、ブランドの廃止が相次ぐので、我慢比べになる。
最後まで我慢できれば、つぶれたブランドの分まで回ってくるので、成長できる。"
2003-11-11,"冷たい雨","
日本アパレル産業協会は、来年4月からの小売店頭での総額表示への以降を前に、「総額表示ガイドライン」を発表した。おおむね百貨店協会の発表したものと重なる。
「10,290円(本体価格9,800円)」などと表示することを勧めている。「本体価格」は、「本体」とすることも可能。
ただし、チェーンストア協会は、総額のみの表示になりそう。
一部 SPA では本体価格を先に表示し、総額をかっこ内に表示する方向だ。ユニクロなどの、自店舗のみで販売するタイプの企業は問題がないだろうが、同じアパレルが百貨店にも出荷した場合、同様の値札では混乱を生じるだろう。
まだまだ問題は解決されていない。
",,"*[Retail] 総額表示
日本アパレル産業協会は、来年4月からの小売店頭での総額表示への以降を前に、「総額表示ガイドライン」を発表した。おおむね百貨店協会の発表したものと重なる。
「10,290円(本体価格9,800円)」などと表示することを勧めている。「本体価格」は、「本体」とすることも可能。
ただし、チェーンストア協会は、総額のみの表示になりそう。
一部 SPA では本体価格を先に表示し、総額をかっこ内に表示する方向だ。ユニクロなどの、自店舗のみで販売するタイプの企業は問題がないだろうが、同じアパレルが百貨店にも出荷した場合、同様の値札では混乱を生じるだろう。
まだまだ問題は解決されていない。
"
2003-11-10,"今にも降りそうな曇り空","
■ [Marketing] ワールドの「WRS=協業型卸」拡大
ワールドは「WRS=協業型卸」を拡大の方向だ。WRS というのは「ワールド・レップ・システム」の略だそうで、要するに他社の商品をワールドの営業力を活用して卸すということだ。
これは大きな流れと言える。
今回発表されたのは、東京コレクションに参加するデザイナー、杉本ちゆきの「チユキ」ブランドを手がけるプロジェクト。初年度は200店舗への販売を目標とする。
以前は、デザイナーハウスに大手が出資して、あとはデザイナーが自由に活動するというのが多かったが、これはバブル崩壊とともに下火になった。今後はより実質的にお互いに不足する機能を補い合う形での「コラボレーション」が主流となるだろう。
",,"*[Marketing] ワールドの「WRS=協業型卸」拡大
ワールドは「WRS=協業型卸」を拡大の方向だ。WRS というのは「ワールド・レップ・システム」の略だそうで、要するに他社の商品をワールドの営業力を活用して卸すということだ。
これは大きな流れと言える。
今回発表されたのは、東京コレクションに参加するデザイナー、杉本ちゆきの「チユキ」ブランドを手がけるプロジェクト。初年度は200店舗への販売を目標とする。
以前は、デザイナーハウスに大手が出資して、あとはデザイナーが自由に活動するというのが多かったが、これはバブル崩壊とともに下火になった。今後はより実質的にお互いに不足する機能を補い合う形での「コラボレーション」が主流となるだろう。"
2003-11-09,"曇り空","
■ [Retail] 百貨店は「税込価格(本体価格)」方式へ
4月からの小売店頭の総額表示方式への移行に伴い、百貨店協会は「税込価格(本体価格)」の形で表示する方式を採用することになったようだ。
これは日本アパレル産業協会の「本体価格を表示して、外税方式を堅持する」との要望を受けたものと思われる。
しかし、量販店では総額表示一本でいきたいとする企業も多く、チェーンストア協会での一本化は難しい。さらに、SPA などでは百貨店協会とは逆に「本体価格(税込価格)」の順にするという動きもあり、小売店頭での価格表示はやや混乱するものと見られる。
政府としてはいずれは税込価格のみを表示する方式に移行したいとの姿勢が見え隠れするが、過渡期的状態を経て、消費者の抵抗が薄れたとしても、取引における基幹システムの組み直しが必要になるため、問題は終わらない。
",,"*[Retail] 百貨店は「税込価格(本体価格)」方式へ
4月からの小売店頭の総額表示方式への移行に伴い、百貨店協会は「税込価格(本体価格)」の形で表示する方式を採用することになったようだ。
これは日本アパレル産業協会の「本体価格を表示して、外税方式を堅持する」との要望を受けたものと思われる。
しかし、量販店では総額表示一本でいきたいとする企業も多く、チェーンストア協会での一本化は難しい。さらに、SPA などでは百貨店協会とは逆に「本体価格(税込価格)」の順にするという動きもあり、小売店頭での価格表示はやや混乱するものと見られる。
政府としてはいずれは税込価格のみを表示する方式に移行したいとの姿勢が見え隠れするが、過渡期的状態を経て、消費者の抵抗が薄れたとしても、取引における基幹システムの組み直しが必要になるため、問題は終わらない。"
2003-11-08,"秋晴れのち曇り","
本日付けの繊研新聞の一面トップは、ユニフォームが、サービス、介護関連で需要拡大しているという記事だった。
おりしも、昨日某所から、老人用の服を扱っているメーカーを知らないかとの問い合わせがあったのだが、こちらは、介護を受ける老人の側の服である。
ユニフォームで求められているのは、当然、介護サービスを行う側の着るものだろうが、介護を受ける側の服の需要も、同様に伸びるだろう。体が動かなくなった老人用のユニバーサル・デザインは、もっと見直されていい。
単なる病人用の寝間着のようなものではなく、おしゃれな感覚も満たすデザインで、それでいて、プルオーバーなどのようにかぶったりしなくてもいい、脱ぎ着しやすいデザインというのは、これから本当に必要になる。
",,"*[Products] 老人用介護服
本日付けの繊研新聞の一面トップは、ユニフォームが、サービス、介護関連で需要拡大しているという記事だった。
おりしも、昨日某所から、老人用の服を扱っているメーカーを知らないかとの問い合わせがあったのだが、こちらは、介護を受ける老人の側の服である。
ユニフォームで求められているのは、当然、介護サービスを行う側の着るものだろうが、介護を受ける側の服の需要も、同様に伸びるだろう。体が動かなくなった老人用のユニバーサル・デザインは、もっと見直されていい。
単なる病人用の寝間着のようなものではなく、おしゃれな感覚も満たすデザインで、それでいて、プルオーバーなどのようにかぶったりしなくてもいい、脱ぎ着しやすいデザインというのは、これから本当に必要になる。"
2003-11-07,"朝は霧、昼は晴れる","
例の「自立化支援事業」の流れで、これまで賃加工に甘んじていた川中企業の川下志向が強まっている。
ここでいう「川中」とは、織布(機屋)、ニッター、縫製工場など、生産設備を持ちながら、これまでは最終製品のマーケティングを行っていなかったセクターである。
先日の SCM大会でも、尾州の毛織物業者が、アパレル製品のマーケティングを志向している例が紹介された。彼らは、「品質のいい毛織物を使用してアパレル製品をきちんと作れば、仕立て映えのいい商品が提供できる」として、「いいモノ作り」を訴求している。
問題は、市場にそれをきちんと評価して購入してくれる「目の肥えた消費者」がそれなりの規模で存在するかどうかである。
日本の消費者は世界一進んでいるといわれるが、それには多少の疑問符が付く。ブランド志向で流行に流されやすいだけで、それが本当の見極めポイントを押さえているかということには、直接結びつかない。
結局は、「アジアの洋服」のリーダーになるしかないのではなかろうか。それが「新しいファッション」として認識されれば、グローバルな価値を持つことができる。
",,"*[Marketing] 川中企業の川下志向
例の「自立化支援事業」の流れで、これまで賃加工に甘んじていた川中企業の川下志向が強まっている。
ここでいう「川中」とは、織布(機屋)、ニッター、縫製工場など、生産設備を持ちながら、これまでは最終製品のマーケティングを行っていなかったセクターである。
先日の SCM大会でも、尾州の毛織物業者が、アパレル製品のマーケティングを志向している例が紹介された。彼らは、「品質のいい毛織物を使用してアパレル製品をきちんと作れば、仕立て映えのいい商品が提供できる」として、「いいモノ作り」を訴求している。
問題は、市場にそれをきちんと評価して購入してくれる「目の肥えた消費者」がそれなりの規模で存在するかどうかである。
日本の消費者は世界一進んでいるといわれるが、それには多少の疑問符が付く。ブランド志向で流行に流されやすいだけで、それが本当の見極めポイントを押さえているかということには、直接結びつかない。
結局は、「アジアの洋服」のリーダーになるしかないのではなかろうか。それが「新しいファッション」として認識されれば、グローバルな価値を持つことができる。"
2003-11-06,"今にも降りそう","
■ [Fringe] 今年はクリスマス商戦が早い
今年はクリスマスムードを煽るのが異常に早い。10月末には繁華街で「サンタが街にやってくる」が繰り返し流されていた。
巷間言われている「消費の回復」に期待がかかっているのがしみじみ感じられる。ただ、このムードで動いているのはまだアクセサリーなどと小物に限られるようだ。
「ムード消費」で動くのは、価格の安い小物で、後はこれまで我慢して購入を抑えてきたベーシック商品がようやく動くというパターンが続きそうだ。
それでも、単なるベーシックではなく、一ひねり加えた企画でないと受け入れられない。また、過剰に二ひねりしてしまうと、それもまた動かない。企画の難しいところである。
",,"* [Fringe] 今年はクリスマス商戦が早い
今年はクリスマスムードを煽るのが異常に早い。10月末には繁華街で「サンタが街にやってくる」が繰り返し流されていた。
巷間言われている「消費の回復」に期待がかかっているのがしみじみ感じられる。ただ、このムードで動いているのはまだアクセサリーなどと小物に限られるようだ。
「ムード消費」で動くのは、価格の安い小物で、後はこれまで我慢して購入を抑えてきたベーシック商品がようやく動くというパターンが続きそうだ。
それでも、単なるベーシックではなく、一ひねり加えた企画でないと受け入れられない。また、過剰に二ひねりしてしまうと、それもまた動かない。企画の難しいところである。"
2003-11-05,"どんよりとした曇り空","
今回、東北方面を車で旅して、しまむらはちょっとした町まで満遍なく出店しているが、ユニクロの地方への出店はまだまだ少ないと感じた。
だから、ユニクロは1店舗で同じ商品を大量にさばく必要にせまられる。他人とまったく同じ服を着るのをいやがる層は、どうしてもユニクロでの買い物を敬遠しがちになる。
これは一種の悪循環だ。
以前、ユニクロとしまむらの違いについて、ユニクロは少品種大量だが、しまむらは多品種少量であることに触れた。
だから、しまむらで買い物しても、同じ服を着ている人に出くわす危険性が少ないが、ユニクロは同地域のそこら中に同じ服を着ている人がいる。
ユニクロの出店余地はまだあると感じた。
",,"*[Retail] ユニクロとしまむら
今回、東北方面を車で旅して、しまむらはちょっとした町まで満遍なく出店しているが、ユニクロの地方への出店はまだまだ少ないと感じた。
だから、ユニクロは1店舗で同じ商品を大量にさばく必要にせまられる。他人とまったく同じ服を着るのをいやがる層は、どうしてもユニクロでの買い物を敬遠しがちになる。
これは一種の悪循環だ。
以前、ユニクロとしまむらの違いについて、ユニクロは少品種大量だが、しまむらは多品種少量であることに触れた。
だから、しまむらで買い物しても、同じ服を着ている人に出くわす危険性が少ないが、ユニクロは同地域のそこら中に同じ服を着ている人がいる。
ユニクロの出店余地はまだあると感じた。"
2003-11-01,"久しぶりに曇り空","
百貨店の売り上げ減少が止まらない。ある意味、旧体制の百貨店というのは、歴史的指名を終わりかけている。
一時的にバブルが加速した時に市場が異常に加熱したが、それが終わってみれば、やはり体質を変えないことには売り場スペースは過剰と言わざるを得ない。
三越は CRT 戦略で「おもてなし」を強調している。それも一方策である。しかし、「おもてなし」を要求する顧客、「おもてなし」をして意味のある顧客というのは限られている。
上位20%の顧客が売り上げの80%を形成しているというのは、今日のマーケティングの常識だが、百貨店市場全体でみたら、その上位20%の顧客を掴まえている店は限られる。淘汰が進む。
",,"*[Retail] 百貨店の意義と使命
百貨店の売り上げ減少が止まらない。ある意味、旧体制の百貨店というのは、歴史的指名を終わりかけている。
一時的にバブルが加速した時に市場が異常に加熱したが、それが終わってみれば、やはり体質を変えないことには売り場スペースは過剰と言わざるを得ない。
三越は CRT 戦略で「おもてなし」を強調している。それも一方策である。しかし、「おもてなし」を要求する顧客、「おもてなし」をして意味のある顧客というのは限られている。
上位20%の顧客が売り上げの80%を形成しているというのは、今日のマーケティングの常識だが、百貨店市場全体でみたら、その上位20%の顧客を掴まえている店は限られる。淘汰が進む。 "
2003-10-31,"晴天が続く","
来年 4月から、小売店頭での価格の総額表示が義務づけられるが、本体価格を先に表示する方法が主流を占める可能性が高くなっているようだ。
つまり、「2900円(税込み 3045円)」「9800円(税込み10290円)」のように表示するというのである。これで、本体価格を値上げしたとの印象を持たれずに済む。
財務省の見解も、「税込みの支払総額が表示されていればいい」とのことで、本体価格と税込み価格の表示の順序は問題にならないようだ。
しかし問題は、今回の制度変更の元々の隠された理由が、「将来的な消費税率アップの抵抗感を薄める」ことにあるのは明らかなので、本体価格を先に表示されてしまうと、その意図の実現という意味では不十分になる。
従って、いつ何時、政府の見解が変わるかもしれず、まだまだ予断は許されない。
",,"*[Retail] 総額の表示方法
来年 4月から、小売店頭での価格の総額表示が義務づけられるが、本体価格を先に表示する方法が主流を占める可能性が高くなっているようだ。
つまり、「2900円(税込み 3045円)」「9800円(税込み10290円)」のように表示するというのである。これで、本体価格を値上げしたとの印象を持たれずに済む。
財務省の見解も、「税込みの支払総額が表示されていればいい」とのことで、本体価格と税込み価格の表示の順序は問題にならないようだ。
しかし問題は、今回の制度変更の元々の隠された理由が、「将来的な消費税率アップの抵抗感を薄める」ことにあるのは明らかなので、本体価格を先に表示されてしまうと、その意図の実現という意味では不十分になる。
従って、いつ何時、政府の見解が変わるかもしれず、まだまだ予断は許されない。"
2003-10-30,"すかっとした秋晴れ","
■ [SCM] ICタグを巡る思惑
本日の繊研新聞に面白い記事が出ている。「米国ICタグ事業調査団報告」というもので、1ページを費やしている。
見出しは「先行する米国は実験段階、日本のLiti、実用化で独走」となっている。これを見ただけで、複雑な事情が推察される。「実用化で独走している」日本よりも、「実験段階」の米国の方を「先行」と見ざるを得ないところである。
日本方式は一部で本格運用が行われているが、米国方式は、より規模の大きな実証実験が進んでいるということだ。
要は、日本のLitiが推進する「リードライト方式」か、米国のオートIDセンターが推進してきた「リードオンリー方式」かという問題だ。
リードライト方式の方が、小売店等での価格設定の変更(セールなど)を簡単に行える。リードオンリー方式は、PLUで見に行くマスタ自体を変える必要がある。
中小企業の多いアパレルは、情報インフラ整備が遅れているので、リードオンリー型は難しいといわれるが、その同じ中小企業が、リードライト型でならきちんと管理できるかといえば、それも疑問だ。
ビデオのVHSとベータのようなもので、どちらが優れているかよりも、どちらが早く普及するかの勝負という気もする。
",,"*[SCM] ICタグを巡る思惑
本日の繊研新聞に面白い記事が出ている。「米国ICタグ事業調査団報告」というもので、1ページを費やしている。
見出しは「先行する米国は実験段階、日本のLiti、実用化で独走」となっている。これを見ただけで、複雑な事情が推察される。「実用化で独走している」日本よりも、「実験段階」の米国の方を「先行」と見ざるを得ないところである。
日本方式は一部で本格運用が行われているが、米国方式は、より規模の大きな実証実験が進んでいるということだ。
要は、日本のLitiが推進する「リードライト方式」か、米国のオートIDセンターが推進してきた「リードオンリー方式」かという問題だ。
リードライト方式の方が、小売店等での価格設定の変更(セールなど)を簡単に行える。リードオンリー方式は、PLUで見に行くマスタ自体を変える必要がある。
中小企業の多いアパレルは、情報インフラ整備が遅れているので、リードオンリー型は難しいといわれるが、その同じ中小企業が、リードライト型でならきちんと管理できるかといえば、それも疑問だ。
ビデオのVHSとベータのようなもので、どちらが優れているかよりも、どちらが早く普及するかの勝負という気もする。"
2003-10-29,"久しぶりの秋晴れ","
繊維業界の延々と長いパイプラインを称して、川上、川中、川下 と3段階に分けている。問題は、川中とはどの段階かということである。
以前は、「川上は糸、川中は織物、川下はアパレル」と、非常にすっきりとしていた。ところが、小売りという段階が重要視されるに至り、最近は、「小売りから見たバージョン」というのが力を得ている。
「小売りから見たバージョン」では、「川上は糸と織物、川中はアパレル、川下は小売り」ということになる。
ところが、この度の「新繊維ビジョン」や「中小繊維事業者自立支援事業」などが発表され、その中で言われるところの「川中業者」が注目を浴びるにつれ、また新たなバージョンが登場しそうである。
「川上は糸、川中は織物と縫製・ニット、川下はアパレルと小売り」というパターンである。要するに、これまで下請け賃加工に甘んじてきた業者が「川中」であるとする見方である。
実は、日本繊維産業活性化のキーは、この「川中」にあるというのが、今回のSCM大会の主要トーンであった。
",,"*[SCM] 川中とは
繊維業界の延々と長いパイプラインを称して、川上、川中、川下 と3段階に分けている。問題は、川中とはどの段階かということである。
以前は、「川上は糸、川中は織物、川下はアパレル」と、非常にすっきりとしていた。ところが、小売りという段階が重要視されるに至り、最近は、「小売りから見たバージョン」というのが力を得ている。
「小売りから見たバージョン」では、「川上は糸と織物、川中はアパレル、川下は小売り」ということになる。
ところが、この度の「新繊維ビジョン」や「中小繊維事業者自立支援事業」などが発表され、その中で言われるところの「川中業者」が注目を浴びるにつれ、また新たなバージョンが登場しそうである。
「川上は糸、川中は織物と縫製・ニット、川下はアパレルと小売り」というパターンである。要するに、これまで下請け賃加工に甘んじてきた業者が「川中」であるとする見方である。
実は、日本繊維産業活性化のキーは、この「川中」にあるというのが、今回のSCM大会の主要トーンであった。"
2003-10-28,"冷たい秋雨","
■ [Trend] デザイナー・コレクションの市場との連動値
2004春夏デザイナー・コレクションが佳境に入っている。このデザイナー・コレクションというもの、繊維の専門家でも「こんなもの、誰がどこで着るんだ?」と思わせられるデザインが、いつの場合も一定程度含まれる。
それはアバンギャルド系のデザイナーのコレクションに多く、彼らのデザインはある意味、そう思わせるところに意義があるのだが、状況によっては、きちんと市場に受け入れられ、実需につながる率が高くなる。
乱暴な言い方だが、景況のいい時は、アバンギャルド系のデザインがそのまま市場に反映する率が高い。逆に、「こんなもの誰が着るんだ」という感慨が大きいシーズンは、市場の景気が悪い時である。
今回のコレクションは、「誰が着るんだ」と思わせるものも相変わらずあるが、そのまま市場に連動しそうだという感慨もかなりアップした。ある意味では、景気は多少ながら上向いているのかもしれない。
",,"*[Trend] デザイナー・コレクションの市場との連動値
2004春夏デザイナー・コレクションが佳境に入っている。このデザイナー・コレクションというもの、繊維の専門家でも「こんなもの、誰がどこで着るんだ?」と思わせられるデザインが、いつの場合も一定程度含まれる。
それはアバンギャルド系のデザイナーのコレクションに多く、彼らのデザインはある意味、そう思わせるところに意義があるのだが、状況によっては、きちんと市場に受け入れられ、実需につながる率が高くなる。
乱暴な言い方だが、景況のいい時は、アバンギャルド系のデザインがそのまま市場に反映する率が高い。逆に、「こんなもの誰が着るんだ」という感慨が大きいシーズンは、市場の景気が悪い時である。
今回のコレクションは、「誰が着るんだ」と思わせるものも相変わらずあるが、そのまま市場に連動しそうだという感慨もかなりアップした。ある意味では、景気は多少ながら上向いているのかもしれない。"
2003-10-27,"曇りだが晴れそう","
■ [Trade] 中国の輸出増値税還付率引き下げ問題
中国の輸出増値税還付率が引き下げとなる。増値税とは日本の消費税のようなもので、17%と結構高率だが、外貨獲得のドル箱となるアパレルや綿製品の輸出に関しては、これまで全額還付されていた。
つまり、実質ゼロ%だったが、来年 1月 1日から、還付率が13%に引き下げられる。要するに実質 4%課税となる。
それだけで、輸出原価は 4%アップとなるから、中国に進出している日本企業にとっては、中国生産のメリットが減少するわけだ。
人民元は今のところ米ドルに直接リンクしているので、円高傾向によって相殺されるが、長期的にはダメージとなる。これで変動相場制にでもなったら、中国進出した日本企業は、設備をすべて「ご奉納」して引き上げざるを得ないところも出る。
",,"*[Trade] 中国の輸出増値税還付率引き下げ問題
中国の輸出増値税還付率が引き下げとなる。増値税とは日本の消費税のようなもので、17%と結構高率だが、外貨獲得のドル箱となるアパレルや綿製品の輸出に関しては、これまで全額還付されていた。
つまり、実質ゼロ%だったが、来年 1月 1日から、還付率が13%に引き下げられる。要するに実質 4%課税となる。
それだけで、輸出原価は 4%アップとなるから、中国に進出している日本企業にとっては、中国生産のメリットが減少するわけだ。
人民元は今のところ米ドルに直接リンクしているので、円高傾向によって相殺されるが、長期的にはダメージとなる。これで変動相場制にでもなったら、中国進出した日本企業は、設備をすべて「ご奉納」して引き上げざるを得ないところも出る。"
2003-10-25,"どんよりとした曇り","
■ [MD] ニットの動向
繊研新聞によると、10月に入ってから百貨店のミセス向けニットが久しぶりのヒットになりそうな動きを示しているようだ。
昨年の秋冬も、「ニットらしいニット」が久しぶりに動きを示していたので、その延長線上にあるのだろうが、付属使い、襟変化、異素材の組み合わせなどの、手の込んだものがリード役になっているらしい。
ちょっと前までは、「踊って歌って芝居のできるニット」は全然お呼びでなく、ジャケットのインナーとして着る、シンプルなタートルネックみたいなものばかりが売れていた。
それらは、ニット売り場というよりは、インショップにおけるコーディネート提案の一部という位置付けだったが、ようやくニット単品でも勝負できるトレンドになってきたということか。
",,"*[MD] ニットの動向
繊研新聞によると、10月に入ってから百貨店のミセス向けニットが久しぶりのヒットになりそうな動きを示しているようだ。
昨年の秋冬も、「ニットらしいニット」が久しぶりに動きを示していたので、その延長線上にあるのだろうが、付属使い、襟変化、異素材の組み合わせなどの、手の込んだものがリード役になっているらしい。
ちょっと前までは、「踊って歌って芝居のできるニット」は全然お呼びでなく、ジャケットのインナーとして着る、シンプルなタートルネックみたいなものばかりが売れていた。
それらは、ニット売り場というよりは、インショップにおけるコーディネート提案の一部という位置付けだったが、ようやくニット単品でも勝負できるトレンドになってきたということか。"
2003-10-24,"おおむね晴れているようだ","
■ [SCM] 今回のSCM大会は、取引改善、川中大会の様相
昨日から開かれているSCM 2003 日本大会は、これまでの大手アパレルと百貨店の EDI 推進大会といった様相から、テキスタイルを中心とした川中レベルに焦点を当てた取引改善大会といった観を呈している。
今回の経済産業省の中小製造業者独立支援策とも連動して、自立化事業のモデルケース紹介がいくつかなされ、それもあって、日本の繊維業界の改革には取引改善が不可欠とのアピールが強い。
それもあってか、今回の SCM大会は、ITシステム・ベンダーの来場が極端に少ない。その代わり、テキスタイル段階への視野の広がりとともに、中小企業への視点が生じてきた。
このスタンスの移動が、今後の SCM進展にどうはたらくか、注目したい。
",,"*[SCM] 今回のSCM大会は、取引改善、川中大会の様相
昨日から開かれているSCM 2003 日本大会は、これまでの大手アパレルと百貨店の EDI 推進大会といった様相から、テキスタイルを中心とした川中レベルに焦点を当てた取引改善大会といった観を呈している。
今回の経済産業省の中小製造業者独立支援策とも連動して、自立化事業のモデルケース紹介がいくつかなされ、それもあって、日本の繊維業界の改革には取引改善が不可欠とのアピールが強い。
それもあってか、今回の SCM大会は、ITシステム・ベンダーの来場が極端に少ない。その代わり、テキスタイル段階への視野の広がりとともに、中小企業への視点が生じてきた。
このスタンスの移動が、今後の SCM進展にどうはたらくか、注目したい。
"
2003-10-23,"夜に通り雨があったらしい","
■ [SCM] 「普通の業界に」
今日は繊維ファッションSCM推進協議会主催によるSCM2003-日本大会が開幕した。基調講演は一橋大学の伊丹教授による「新繊維ビジョン」の目指すものについての講演。
伊丹教授によると、日本の産業ではかばかしくないものが三つあり、それは銀行と繊維と化学だという。それは「製造業として当たり前のことをしていないから」だという。
それは業界構造的なゆがみからきているのであり、この構造を是正しなければ改革はできないとの指摘であった。なるほどと思ったのであった。
",,"*[SCM] 「普通の業界に」
今日は繊維ファッションSCM推進協議会主催によるSCM2003-日本大会が開幕した。基調講演は一橋大学の伊丹教授による「新繊維ビジョン」の目指すものについての講演。
伊丹教授によると、日本の産業ではかばかしくないものが三つあり、それは銀行と繊維と化学だという。それは「製造業として当たり前のことをしていないから」だという。
それは業界構造的なゆがみからきているのであり、この構造を是正しなければ改革はできないとの指摘であった。なるほどと思ったのであった。"
2003-10-22,"昨夜から本格的な雨","
■ [SCM] 明日からSCM大会
明日から繊維ファッションSCM推進協議会(FISPA)主催のSCM大会が東京有明のTFTビルで開催される。今回はテキスタイル分野に視野を広げたSCMの訴求が主眼だ。
織布、染色整理業界とアパレルとの連動は、かなり旧態依然とした状況にあり、取引慣行などでも問題が多い。この問題を解決することは、日本の繊維業界の根本的変革にも通じる。
しかし、現状はこの「もたれ合い」体質に依存し、抜本的な改革を先延ばしにしたまま何とか食いつないでいる。改革をしようにも、その体力が残されていない。
体力のあるセクターだけでどんどん先に進むわけにも行かない。かなりの部分、体力のないセクターへの下請けに依存して、この業界は回転しているのである。このあたりが最も難しい問題だ。
",,"*[SCM] 明日からSCM大会
明日から繊維ファッションSCM推進協議会(FISPA)主催のSCM大会が東京有明のTFTビルで開催される。今回はテキスタイル分野に視野を広げたSCMの訴求が主眼だ。
織布、染色整理業界とアパレルとの連動は、かなり旧態依然とした状況にあり、取引慣行などでも問題が多い。この問題を解決することは、日本の繊維業界の根本的変革にも通じる。
しかし、現状はこの「もたれ合い」体質に依存し、抜本的な改革を先延ばしにしたまま何とか食いつないでいる。改革をしようにも、その体力が残されていない。
体力のあるセクターだけでどんどん先に進むわけにも行かない。かなりの部分、体力のないセクターへの下請けに依存して、この業界は回転しているのである。このあたりが最も難しい問題だ。"
2003-10-21,"昼過ぎから降るらしい","
■ [MD] カシミアがプレミア素材ではなくなる
このところ、カジュアル専門店や量販店でカシミアセーターの拡販が目立っている。それも、カシミア100%だ。
ダイエーの価格ラインは、婦人タートルネック5900円、紳士Vネック7900円。イオンでは、婦人7500円、紳士7900円が中心。一昔前のウール100%の価格ラインと大差ない。
一方、ウール100%は3000円台に落ち込んでしまっているから、これでは大した利益は出ない。なんとしても利益の出るボリューム商品が欲しいところで、その思惑にカシミア素材の大衆化がうまく合致したようだ。
そうなると、本当のプレミア素材をどこに求めるかが問題になる。ビキューナの供給がそれほどあるわけでもないし、どうなるのか。
ある程度のところでカシミアの生産を絞れば、イメージは回復するのだが、一度ボリュームの味をしめると、それはなかなか難しい。
",,"*[MD] カシミアがプレミア素材ではなくなる
このところ、カジュアル専門店や量販店でカシミアセーターの拡販が目立っている。それも、カシミア100%だ。
ダイエーの価格ラインは、婦人タートルネック5900円、紳士Vネック7900円。イオンでは、婦人7500円、紳士7900円が中心。一昔前のウール100%の価格ラインと大差ない。
一方、ウール100%は3000円台に落ち込んでしまっているから、これでは大した利益は出ない。なんとしても利益の出るボリューム商品が欲しいところで、その思惑にカシミア素材の大衆化がうまく合致したようだ。
そうなると、本当のプレミア素材をどこに求めるかが問題になる。ビキューナの供給がそれほどあるわけでもないし、どうなるのか。
ある程度のところでカシミアの生産を絞れば、イメージは回復するのだが、一度ボリュームの味をしめると、それはなかなか難しい。"
2003-10-20,"今日まで晴れるらしい","
オリコンといっても、音楽のランキングではない。「折りたたみコンテナ」のことで、商品の納入の際に段ボール箱の替わりに繰り返し使用することで、経費削減と環境保護への貢献を実現しようというものだ。
日本アパレル産業協会と日本百貨店協会による推進協議会がスタートし、本格導入への道筋が開かれた。
既にオンワード樫山が先行的にスタートしているが、まだ問題は解決されていない。アパレルメーカーにとってはコスト削減につながるが、百貨店にとっては、リサイクル使用のための保管場所の確保など、負担要因が大きく、環境要因だけでは動きにくい。
アパレル・メーカーのコスト削減は、回り回って百貨店業界にとっても利益につながるはずなのだが。
",,"*[Management] オリコンの導入はどうなる?
オリコンといっても、音楽のランキングではない。「折りたたみコンテナ」のことで、商品の納入の際に段ボール箱の替わりに繰り返し使用することで、経費削減と環境保護への貢献を実現しようというものだ。
日本アパレル産業協会と日本百貨店協会による推進協議会がスタートし、本格導入への道筋が開かれた。
既にオンワード樫山が先行的にスタートしているが、まだ問題は解決されていない。アパレルメーカーにとってはコスト削減につながるが、百貨店にとっては、リサイクル使用のための保管場所の確保など、負担要因が大きく、環境要因だけでは動きにくい。
アパレル・メーカーのコスト削減は、回り回って百貨店業界にとっても利益につながるはずなのだが。"
2003-10-18,"関東だけ、ぐずついてるらしい","
■ [MD] しまむらとユニクロ
ファーストリテイリングの柳井CEOが、価格の総額表示に関して、「しまむら方式」はとらないと表明したようだ。
「しまむら方式」とは、消費税分を実質値下げして、従来の 2900円商品を、そのままの価格表示に止めるというものだ。
消費税率が将来的に上がった場合は、際限なく値下げしなければならないのだから、ある意味、賢明な判断かもしれない。
ところで、しまむらとユニクロの最大の違いは、1SKU あたりの点数の違いである。しまむらは、同じ店に同じ商品はせいぜい 2着ぐらいしかないが、ユニクロは、ご存じの通り、大量に展示してある。要するに多品種少量と少品種大量の違いだ。
ということは、しまむらで買っても、同じ服を着た人に出くわす可能性は低いが、ユニクロで買ったら、同じ格好の人間がそこら中にいることになる。このあたり、消費者がどう捉えるかが問題だ。
",,"*[MD] しまむらとユニクロ
ファーストリテイリングの柳井CEOが、価格の総額表示に関して、「しまむら方式」はとらないと表明したようだ。
「しまむら方式」とは、消費税分を実質値下げして、従来の 2900円商品を、そのままの価格表示に止めるというものだ。
消費税率が将来的に上がった場合は、際限なく値下げしなければならないのだから、ある意味、賢明な判断かもしれない。
ところで、しまむらとユニクロの最大の違いは、1SKU あたりの点数の違いである。しまむらは、同じ店に同じ商品はせいぜい 2着ぐらいしかないが、ユニクロは、ご存じの通り、大量に展示してある。要するに多品種少量と少品種大量の違いだ。
ということは、しまむらで買っても、同じ服を着た人に出くわす可能性は低いが、ユニクロで買ったら、同じ格好の人間がそこら中にいることになる。このあたり、消費者がどう捉えるかが問題だ。
"
2003-10-17,"秋晴れ続く","
■ [retail] 9月百貨店売り上げ、衣料品は 10%減
日本百貨店協会の発表によると、9月の東京地区百貨店売上は、総額で前年同月比で7.7%減少、衣料品は10.0%の減少だった。さすがに、冷夏に引き続いての残暑には敵わなかった。
内訳を見ると、紳士服は7.3%減少だったのに比して、婦人服は10.0%減少となった。「女性の消費は底に貼り付いたままだが、『おやじ』の消費は下げ止まった」と見る向きもある。
新宿伊勢丹の「男の新館」のリニューアルは、このタイミングを捉えていると言えるかもしれない。
10月は天候要因的には悪くなさそうだ。どう出るか。
",,"*[retail] 9月百貨店売り上げ、衣料品は 10%減
日本百貨店協会の発表によると、9月の東京地区百貨店売上は、総額で前年同月比で7.7%減少、衣料品は10.0%の減少だった。さすがに、冷夏に引き続いての残暑には敵わなかった。
内訳を見ると、紳士服は7.3%減少だったのに比して、婦人服は10.0%減少となった。「女性の消費は底に貼り付いたままだが、『おやじ』の消費は下げ止まった」と見る向きもある。
新宿伊勢丹の「男の新館」のリニューアルは、このタイミングを捉えていると言えるかもしれない。
10月は天候要因的には悪くなさそうだ。どう出るか。
"
2003-10-16,"秋晴れ","
■ [IT] 価格の総額表示
【長らく更新を怠り、申し訳ありませんでした。】
来年4月からの小売店等での価格表示が、消費税を含んだ総額表示に切り替わることに関連して、アパレル業界はかなり混乱している。
多くのアパレル・メーカーとしては、あくまでも本体価格をベースとしつつ、総額表示を行いたい考えで、実際の表示は総額表示を行いながら、かっこ内に本体価格も明示したいとしている。
これに対して、百貨店協会は理解を示しているが、チェーンストア協会はまだ結論を出していない。小規模なスーパーまでを想定すれば、総額と本体価格の両方を表示する方向で一本化するのは、難しいかもしれない。
そうなると、アパレル・メーカーの基幹システムは、本体価格ベースと総額表示ベースの、少なくとも2本立てのシステムを並列させなければならず、かなり煩雑なことになる。
たかが表示制度の改定とはいえ、情報システム的にはかなり面倒な問題を抱えることになった。
",,"* [IT] 価格の総額表示
【長らく更新を怠り、申し訳ありませんでした。】
来年4月からの小売店等での価格表示が、消費税を含んだ総額表示に切り替わることに関連して、アパレル業界はかなり混乱している。
多くのアパレル・メーカーとしては、あくまでも本体価格をベースとしつつ、総額表示を行いたい考えで、実際の表示は総額表示を行いながら、かっこ内に本体価格も明示したいとしている。
これに対して、百貨店協会は理解を示しているが、チェーンストア協会はまだ結論を出していない。小規模なスーパーまでを想定すれば、総額と本体価格の両方を表示する方向で一本化するのは、難しいかもしれない。
そうなると、アパレル・メーカーの基幹システムは、本体価格ベースと総額表示ベースの、少なくとも2本立てのシステムを並列させなければならず、かなり煩雑なことになる。
たかが表示制度の改定とはいえ、情報システム的にはかなり面倒な問題を抱えることになった。"
2003-09-18,"カラッとした晴天","
■ [IT] ダウンサイジングの必要性
中小アパレル企業の情報システム化は、ダウンサイジングが決め手だとの思いをますます強くしている。
中小アパレルはバブル期に、今となっては身分不相応な投資で汎用機ベースの装備をしてしまった。そのツケで、リース料の支払いに追われている。
当時は、汎用機1台で何から何までこなそうとしていたので、現場のPCと結ぶシステムが作られていない。だから、Windows なら使える社員が何人いても、汎用機の中のデータを活用できない。宝の持ち腐れになっている。
さらに、汎用機では Web-EDI への対応が行ないにくい。PC を走らせておけば簡単にできる対応が、取れないでいる。
業務効率化、コスト軽減の切り札は、どう考えてもダウンサイジングだと思う。
",,"*[IT] ダウンサイジングの必要性
中小アパレル企業の情報システム化は、ダウンサイジングが決め手だとの思いをますます強くしている。
中小アパレルはバブル期に、今となっては身分不相応な投資で汎用機ベースの装備をしてしまった。そのツケで、リース料の支払いに追われている。
当時は、汎用機1台で何から何までこなそうとしていたので、現場のPCと結ぶシステムが作られていない。だから、Windows なら使える社員が何人いても、汎用機の中のデータを活用できない。宝の持ち腐れになっている。
さらに、汎用機では Web-EDI への対応が行ないにくい。PC を走らせておけば簡単にできる対応が、取れないでいる。
業務効率化、コスト軽減の切り札は、どう考えてもダウンサイジングだと思う。"
2003-09-05,"スカッと晴れ","
",,"*[Retail] イオンのトップバリュ
イオンのPB「トップバリュ」の今上期販売実績は約740億円だったと発表されて。計画比では、20%弱の未達だったようだが、前年比では20%強増加。
これは、健闘の部類に入るのではなかろうか。とくに、夏物が軒並み惨敗の風潮の中で、中間決算ながら前年同期比をクリアしているというのは、大したものだ。
イオンは環境問題への取組みなど、かなり先進的な方針を打ち出している。目が離せない。
http://www.sen-i-news.co.jp/3.0/daily.asp?ed=2003-09-05"
2003-09-03,"ようやく夏が来たような陽気","
■ [Retail] 夏物商戦は、惨敗の模様
冷夏の影響がモロに出て、夏物衣料品は軒並み売上ダウンになったようだ。これは、百貨店、量販店ともに共通した傾向。
9月以降の秋物の動きが期待されていたが、今のところ、ようやく夏が来たような残暑で、皮肉な推移となっている。冷夏で夏物が動かず、残暑で秋物が動かないでは、最悪のパターンである。
7月始めは百貨店で婦人服のセールが比較的好調だったが、それから先は水面下に没したまま。大手では唯一、しまむらが前年同期実績をクリアしたが、これは前年の数字が低すぎたためとの見方もあり、健闘したとはいえ、注目に値するかは疑問。
",,"*[Retail] 夏物商戦は、惨敗の模様
冷夏の影響がモロに出て、夏物衣料品は軒並み売上ダウンになったようだ。これは、百貨店、量販店ともに共通した傾向。
9月以降の秋物の動きが期待されていたが、今のところ、ようやく夏が来たような残暑で、皮肉な推移となっている。冷夏で夏物が動かず、残暑で秋物が動かないでは、最悪のパターンである。
7月始めは百貨店で婦人服のセールが比較的好調だったが、それから先は水面下に没したまま。大手では唯一、しまむらが前年同期実績をクリアしたが、これは前年の数字が低すぎたためとの見方もあり、健闘したとはいえ、注目に値するかは疑問。"
2003-09-01,"どんよりとして蒸し蒸し","
小売の業態は、一般的に百貨店、量販店、専門店、通販という分類になっているが、だんだんボーダーレス化している。
丸井は百貨店なのか、地方に行けば量販店が百貨店の役割をしているのではないか、専門店が大型化すれば、それは量販店よりもマス・マーチャンダイジングが可能なのではないか。
さらに、同じ業態に分類されていても、その中での格差が付いてきている。それによる集約化、寡占化が進むだろう。
最近は、川中業者が卸、小売業務への進出を志向している。これは一朝一夕には行かないだろうが、物作りの視点に本格的マーケティングのノウハウがうまくかみ合えば、強い。
",,"*[Retail] 小売における業態とは
小売の業態は、一般的に百貨店、量販店、専門店、通販という分類になっているが、だんだんボーダーレス化している。
丸井は百貨店なのか、地方に行けば量販店が百貨店の役割をしているのではないか、専門店が大型化すれば、それは量販店よりもマス・マーチャンダイジングが可能なのではないか。
さらに、同じ業態に分類されていても、その中での格差が付いてきている。それによる集約化、寡占化が進むだろう。
最近は、川中業者が卸、小売業務への進出を志向している。これは一朝一夕には行かないだろうが、物作りの視点に本格的マーケティングのノウハウがうまくかみ合えば、強い。"
2003-08-27,"曇り空 蒸し暑い","
■ [IT] アパレルソリューションフェア盛況
昨日、今日と、東京品川区西五反田のTOCで、アパレルソリューションフェアが開かれていて、私も一部運営を手伝っている。
出品は、アパレルCAD、テキスタイルデザイン作成システム、生産管理、マーチャンダイジング管理、SCMシステムなど。
とくにアパレルCADシステムに関する関心が高い。TIIP規格による異機種間のデータ互換に関するセミナーは、立ち見まで出る関心の高さだ。
やはり、生産現場のシステムの方がとっつきやすい。SCMシステム、MDシステムなどは、とくに中小企業にとってまだニーズが薄いようだ。
",,"*[IT] アパレルソリューションフェア盛況
昨日、今日と、東京品川区西五反田のTOCで、アパレルソリューションフェアが開かれていて、私も一部運営を手伝っている。
出品は、アパレルCAD、テキスタイルデザイン作成システム、生産管理、マーチャンダイジング管理、SCMシステムなど。
とくにアパレルCADシステムに関する関心が高い。TIIP規格による異機種間のデータ互換に関するセミナーは、立ち見まで出る関心の高さだ。
やはり、生産現場のシステムの方がとっつきやすい。SCMシステム、MDシステムなどは、とくに中小企業にとってまだニーズが薄いようだ。"
2003-08-15,"雨、自宅の周りは洪水","
■ [Fringe] 量販店、冷夏で業績不振
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030816-00000049-mai-bus_all
大手量販店は、冷夏の影響で軒並み売り上げ減少のようだ。夏物衣料が深刻な売れ行き不振らしい。
専門店でも夏物の在庫処分に苦慮している。早めに涼しくなって秋物が前倒しで動いてくれるのはいいが、その前にもう一度暑くなってくれないと、夏物が大量に残ってしまう。
夏物というのは、ベーシックな商品でもかなりトレンド要素が強いので、残ったものが来年売れるという期待はしない方がいい。
こうした冷夏はほぼ10年に一度あるようだ。
20年前の冷夏は、同じ冷夏でも、バブル経済勃興期にあたり、「新世代ウール」のスーツがばか売れして、通常の夏物が売れるより利益が高かった。
しかし、10年前の冷夏は、そんな特殊ケースではなく、商戦は低調に終わった。今回も同様に終わってしまうのか。
",,"*[Fringe] 量販店、冷夏で業績不振
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030816-00000049-mai-bus_all
大手量販店は、冷夏の影響で軒並み売り上げ減少のようだ。夏物衣料が深刻な売れ行き不振らしい。
専門店でも夏物の在庫処分に苦慮している。早めに涼しくなって秋物が前倒しで動いてくれるのはいいが、その前にもう一度暑くなってくれないと、夏物が大量に残ってしまう。
夏物というのは、ベーシックな商品でもかなりトレンド要素が強いので、残ったものが来年売れるという期待はしない方がいい。
こうした冷夏はほぼ10年に一度あるようだ。
20年前の冷夏は、同じ冷夏でも、バブル経済勃興期にあたり、「新世代ウール」のスーツがばか売れして、通常の夏物が売れるより利益が高かった。
しかし、10年前の冷夏は、そんな特殊ケースではなく、商戦は低調に終わった。今回も同様に終わってしまうのか。"
2003-08-14,"もう夏ではなく、秋雨","
■ [IT] Blaster は悪意に満ちている
今回猛威を振るっているウィルス Blaster(MSBlast)は、ネットの世界に未曾有の混乱をもたらすかもしれない。こいつは、これまでのものとは比較にならない悪意を持っている。一昨年の Nimda 以上だ。
怖いのは、繊維業界の多くはお盆休みで、この2〜3日以上、 Windows Update もされていなければ、ウィルス対策ソフトのウィルス定義アップデートもされていないだろうということだ。
これで、来週の月曜日に一斉に各社の PC が動き始めたら、大変なことになりかねない。
これを見た方は、月曜日に会社に行って自分の PC を起動する際には、まず、LAN ケーブルを抜いて、Blaster に感染していないかを確認して、そして、恐る恐るネットに接続し、ウィルス定義を更新していただきたい。やり方は、MS のサイトに行けば確認できる。
それから、その頃にはマイクロソフトの Windows Update のサーバがまともになっていて、セキュリティホールのパッチを当てることができるようになっていることを祈るのみだ。
この心配が杞憂になってくれればいいのだが。
",,"*[IT] Blaster は悪意に満ちている
今回猛威を振るっているウィルス Blaster(MSBlast)は、ネットの世界に未曾有の混乱をもたらすかもしれない。こいつは、これまでのものとは比較にならない悪意を持っている。一昨年の Nimda 以上だ。
怖いのは、繊維業界の多くはお盆休みで、この2〜3日以上、 Windows Update もされていなければ、ウィルス対策ソフトのウィルス定義アップデートもされていないだろうということだ。
これで、来週の月曜日に一斉に各社の PC が動き始めたら、大変なことになりかねない。
これを見た方は、月曜日に会社に行って自分の PC を起動する際には、まず、LAN ケーブルを抜いて、Blaster に感染していないかを確認して、そして、恐る恐るネットに接続し、ウィルス定義を更新していただきたい。やり方は、MS のサイトに行けば確認できる。
それから、その頃にはマイクロソフトの Windows Update のサーバがまともになっていて、セキュリティホールのパッチを当てることができるようになっていることを祈るのみだ。
この心配が杞憂になってくれればいいのだが。"
2003-08-13,"夏が終わった感のある秋風","
■ [Marketing] 内外価格差は、もうないのでは・・・
バブルの頃、「内外価格差」の是正ということが言われた。とにかく日本の商品は高いということだった。
ところが、最近海外旅行をしても、こと先進国との比較で言えば、日本の商品はそれほど高いとはいえなくなった。もちろん、ヨーロッパの高級ブランド品は別だが。
例えば、メンズのスーツなぞは、ボリュームで動くゾーンは多分 5万円を切っているだろう。ネクタイとワイシャツはその10%が目安だから、5,000円以下になっている。安物でいいとなったら、2万円ぐらいで買える。
これは米国のプライスゾーンと十分に張り合っている。以前ほど円高でないこともあるが、それでも、これ以上安くなったら、どこかにものすごいしわ寄せがいっているということだ。
ということは、そろそろデフレも終わりということだ。
",,"*[Marketing] 内外価格差は、もうないのでは・・・
バブルの頃、「内外価格差」の是正ということが言われた。とにかく日本の商品は高いということだった。
ところが、最近海外旅行をしても、こと先進国との比較で言えば、日本の商品はそれほど高いとはいえなくなった。もちろん、ヨーロッパの高級ブランド品は別だが。
例えば、メンズのスーツなぞは、ボリュームで動くゾーンは多分 5万円を切っているだろう。ネクタイとワイシャツはその10%が目安だから、5,000円以下になっている。安物でいいとなったら、2万円ぐらいで買える。
これは米国のプライスゾーンと十分に張り合っている。以前ほど円高でないこともあるが、それでも、これ以上安くなったら、どこかにものすごいしわ寄せがいっているということだ。
ということは、そろそろデフレも終わりということだ。"
2003-07-31,"梅雨が最後の踏ん張りを見せている","
■ [Fringe] ワールドが日本アパレルの首位を守る
繊研新聞の調査による日本のアパレルメーカーランキングが発表になり、それによると、ワールドが首位を守り、ファイブフォックスがオンワードを抜いて2位に昇って来た。
上位5社は売上高は前年度比でプラスだが、そこから下はマイナスの方が圧倒的に多い。やはり景況は厳しい。
売上高1千億円以上は6社で、500億円から1千億円が8社。あとは500億円以下となる。
一時は500億円以上のランクにかなりの数がひしめき合ったが、今は昔だ。バブルの頃に100億円アパレルの仲間入りをした企業も、多くは50億円以下に下がってしまった。市場は様変わりしている。
",,"*[Fringe] ワールドが日本アパレルの首位を守る
繊研新聞の調査による日本の[[アパレルメーカー]]ランキングが発表になり、それによると、ワールドが首位を守り、ファイブフォックスがオンワードを抜いて2位に昇って来た。
上位5社は売上高は前年度比でプラスだが、そこから下はマイナスの方が圧倒的に多い。やはり景況は厳しい。
売上高1千億円以上は6社で、500億円から1千億円が8社。あとは500億円以下となる。
一時は500億円以上のランクにかなりの数がひしめき合ったが、今は昔だ。バブルの頃に100億円アパレルの仲間入りをした企業も、多くは50億円以下に下がってしまった。市場は様変わりしている。"
2003-07-28,"曇りベースで時々晴れ 梅雨明けはまだ","
■ [Trend] トレンド・テーマの意義
先日、ある人と話しているうちに、「ファッション・トレンドの意義」の話になった。
昔のファッション・トレンドのライフサイクルは、先端的なブランドがまず取り入れて、それがボリュームに広がるというサイクルだったが、今はそれが全然変わってしまった。
あるトレンド・テーマが発表されると、まず、有力なブランドがそれを取り入れ、次のシーズンにそれが市場の多くの部分に広がり、やがて飽きられて消えていく。
ところが、今のトレンド・テーマは、突然、限られた市場におけるボリュームとして出現し、それが広まる前に消えてしまう。ファッション市場が小さなセクターに小分けされてしまった。それなら、商品企画はその小さなセクターにのみ通用するもので十分である。
",,"* [Trend] トレンド・テーマの意義
先日、ある人と話しているうちに、「ファッション・トレンドの意義」の話になった。
昔のファッション・トレンドのライフサイクルは、先端的なブランドがまず取り入れて、それがボリュームに広がるというサイクルだったが、今はそれが全然変わってしまった。
あるトレンド・テーマが発表されると、まず、有力なブランドがそれを取り入れ、次のシーズンにそれが市場の多くの部分に広がり、やがて飽きられて消えていく。
ところが、今のトレンド・テーマは、突然、限られた市場におけるボリュームとして出現し、それが広まる前に消えてしまう。ファッション市場が小さなセクターに小分けされてしまった。それなら、商品企画はその小さなセクターにのみ通用するもので十分である。"
2003-07-26,"ちょっと晴れた","
ヤマノホールディングコーポレーションが、東京ブラウスの支援を発表した。これは結構おいしいプロジェクトである。
ブラウス御三家と言われた東京ブラウス、吉村、相模商会のうち、既に2社はない。百貨店平場は準独占状態でマーケティングできる。不採算店には無理して出て行かなくてもいい。
ただ、これは「支援」というよりは、吸収といった方がぴったりくる。ヤマノHC が、「東京ブラウス」というブランドを買ったと見るとわかりやすい。
",,"*[Management] ヤマノHC が東京ブラウスを支援
ヤマノホールディングコーポレーションが、東京ブラウスの支援を発表した。これは結構おいしいプロジェクトである。
ブラウス御三家と言われた東京ブラウス、吉村、相模商会のうち、既に2社はない。百貨店平場は準独占状態でマーケティングできる。不採算店には無理して出て行かなくてもいい。
ただ、これは「支援」というよりは、吸収といった方がぴったりくる。ヤマノHC が、「東京ブラウス」というブランドを買ったと見るとわかりやすい。"
2003-07-25,"このところ、毎日梅雨空","
IFF(International Fashion Fair)に行った。横浜パシフィコという会場は遠い。アクセスは横浜か桜木町からバスに乗らなければならない。
展示は、クリエーター部門が元気だった。やはり、ああいう場所で期待されているのはベンチャー的な出展なのだろう。
バス乗り場の案内がものすごく悪くて、必要以上に時間を取ってしまった。善処を望むところである。
",,"*[Fringe] IFF
IFF(International Fashion Fair)に行った。横浜パシフィコという会場は遠い。アクセスは横浜か桜木町からバスに乗らなければならない。
展示は、クリエーター部門が元気だった。やはり、ああいう場所で期待されているのはベンチャー的な出展なのだろう。
バス乗り場の案内がものすごく悪くて、必要以上に時間を取ってしまった。善処を望むところである。
"
2003-07-22,"梅雨寒","
最近、繊研新聞が「変わるアパレル企画」という連載をしている。OEM を武器に、新しいアパレル企画セクターが台頭しつつあるというストーリーだ。
新勢力が台頭しつつあるのは企画分野だけではない。生産、営業、在庫管理、物流など、あらゆる分野で専門化されたアウトソース先が出てきている。
アパレル・メーカーは、これまで企画から営業、物流まで自己完結型できたが、それはもう過去のストーリーになりそうだ。得意な分野をもつ集団のアライアンス型ビジネスが増えてくるだろう。
",,"*[Marketing] 変わるアパレル・メーカー
最近、繊研新聞が「変わるアパレル企画」という連載をしている。OEM を武器に、新しいアパレル企画セクターが台頭しつつあるというストーリーだ。
新勢力が台頭しつつあるのは企画分野だけではない。生産、営業、在庫管理、物流など、あらゆる分野で専門化されたアウトソース先が出てきている。
アパレル・メーカーは、これまで企画から営業、物流まで自己完結型できたが、それはもう過去のストーリーになりそうだ。得意な分野をもつ集団のアライアンス型ビジネスが増えてくるだろう。
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2003-07-18,"曇り、暑くない","
民事再生法申請中のアパレルメーカーを某社が支援するとかいう話がある。経営権を握り、マーケット力を強めようという戦略だ。
一方、潰れかけたアパレルの人材をスカウトしようという動きもある。会社が潰れかけているのは、現場が悪いからではなく、経営の失敗だからということだ。
どちらをとるか、それは考え方だからなんとも言えないが、企業というのも、結局は「人」である。経営権を握っても、元の優秀なスタッフがいなくなってはおしまいである。「コンピュータ ソフトなければ ただの箱」というが、「アパレルも スタッフなければ ただの部屋」である。
",,"*[Management] 経営をとるか、人材をとるか
民事再生法申請中のアパレルメーカーを某社が支援するとかいう話がある。経営権を握り、マーケット力を強めようという戦略だ。
一方、潰れかけたアパレルの人材をスカウトしようという動きもある。会社が潰れかけているのは、現場が悪いからではなく、経営の失敗だからということだ。
どちらをとるか、それは考え方だからなんとも言えないが、企業というのも、結局は「人」である。経営権を握っても、元の優秀なスタッフがいなくなってはおしまいである。「コンピュータ ソフトなければ ただの箱」というが、「アパレルも スタッフなければ ただの部屋」である。"
2003-07-07,"小糠雨、梅雨寒","
ワールドが婦人服の個性派メーカー 3社の商品の専門店向け卸を代行する販売代行契約を結んだと発表した。
一時、ワールドは SPA 事業に邁進するものと思われていて、専門店向けの営業スタッフもどんどん配置転換やら何やらで人員縮小していたのだが、さすが、機を見るに敏ということか。
最近、どこの地方都市に行ってもショッピングセンターには「コムサ」が入っていて、そろそろ飽和状態に近づいているような気がする。SPAのユニクロにならないうちに、また別のマーケティングを開始してくれるだろうが、次にくるのは何なのか。
このところ、アパレルの小売市場はずっと「中央集権」で進んできたように思える。そろそろ「地方分権」というか、独立系の個性派ショップが台頭してきてもおかしくない。
問題は、それらのショップがきちんとアライアンスを形成できるかどうかである。やはりいくらなんでも、小さなお店だけの力では大きな影響力は発揮できない。ネットワークが重要になる。
",,"*[Retail] SPAと専門店
ワールドが婦人服の個性派メーカー 3社の商品の専門店向け卸を代行する販売代行契約を結んだと発表した。
一時、ワールドは [[SPA]] 事業に邁進するものと思われていて、専門店向けの営業スタッフもどんどん配置転換やら何やらで人員縮小していたのだが、さすが、機を見るに敏ということか。
最近、どこの地方都市に行ってもショッピングセンターには「コムサ」が入っていて、そろそろ飽和状態に近づいているような気がする。SPAのユニクロにならないうちに、また別のマーケティングを開始してくれるだろうが、次にくるのは何なのか。
このところ、アパレルの小売市場はずっと「中央集権」で進んできたように思える。そろそろ「地方分権」というか、独立系の個性派ショップが台頭してきてもおかしくない。
問題は、それらのショップがきちんとアライアンスを形成できるかどうかである。やはりいくらなんでも、小さなお店だけの力では大きな影響力は発揮できない。ネットワークが重要になる。"
2003-07-04,"曇り、暑くなりそう","
米国の小売業界においては、消費者に一度販売してしまった商品でも容易に返品に応じてくれる。返品/交換のしやすさは、日本とは段違いだ。
これを、小売業界の負担というマイナス要因とみるか、それだからこそ売上が伸びやすいとして、プラス要因とみるか、評価の分かれ目である。少なくとも、米国においては通信販売や Web 販売におけるプラス要因と認識されている。
消費者は到着したアパレル商品のサイズが合わなかったら、容易に返品や交換に応じてもらえるという安心感があるからこそ、気軽に購入に踏み切れるわけだ。これは国土の広大な米国だからこそ培われた伝統である。
日本人は一度着てしまった商品の交換には心理的抵抗があるので、なかなか返品や交換の申し出をしにくい。それだけに、店頭で慎重に試着を繰り返す。カタログだけでアパレル商品を購入しようという気にはなかなかなれない。よく考えれば、店頭での試着も自宅に届いてからの着用も、同じようなものなのだが。
米国でもパーティに来て行くドレスを購入して一度着用し、用が済んだら、ちゃっかりと返品するという悪賢い消費者もいるようで、このあたりはコメントのしようもない。
",,"*[Retail] 返品/交換について
米国の小売業界においては、消費者に一度販売してしまった商品でも容易に返品に応じてくれる。返品/交換のしやすさは、日本とは段違いだ。
これを、小売業界の負担というマイナス要因とみるか、それだからこそ売上が伸びやすいとして、プラス要因とみるか、評価の分かれ目である。少なくとも、米国においては通信販売や Web 販売におけるプラス要因と認識されている。
消費者は到着したアパレル商品のサイズが合わなかったら、容易に返品や交換に応じてもらえるという安心感があるからこそ、気軽に購入に踏み切れるわけだ。これは国土の広大な米国だからこそ培われた伝統である。
日本人は一度着てしまった商品の交換には心理的抵抗があるので、なかなか返品や交換の申し出をしにくい。それだけに、店頭で慎重に試着を繰り返す。カタログだけでアパレル商品を購入しようという気にはなかなかなれない。よく考えれば、店頭での試着も自宅に届いてからの着用も、同じようなものなのだが。
米国でもパーティに来て行くドレスを購入して一度着用し、用が済んだら、ちゃっかりと返品するという悪賢い消費者もいるようで、このあたりはコメントのしようもない。"
2003-07-03,"晴れて、やや蒸し暑い","
■ [SCM] SCM はマス商品先行
SCM は、多品種小ロットの高付加価値商品においてこそ、その適用効果は大きいと言われて久しい。しかし、どうも現状はその理念を反映してはいないようだ。
米国の現状を見ても、SCM の先頭を切っているのは廉価品の GMS、ウォルマートで、高級品を扱う小売店はそれほどの進展をみせていない。
システム的にみても、CPFR が成功を収めているのは日用品ばかりだし、ウォルマートですら衣料品分野での SCM は優先順位が他の分野と比較しても低いのではないかと思われる。
どうも、アパレル分野できちんとした公式どおりの SKU レベルでの SCM を実施するには、もう一段ハード的な進展がないと、無理なのではないかという気がする。その代わり、ローテクな SCM はいくらでも進展させられる。
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SCM は、多品種小ロットの高付加価値商品においてこ